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初めての自然栽培でのお米収穫

ひょんなことから里山で米を作ることになった
それに関しては自己紹介記事を見ていただくとして、
2023年は猛暑が続き、11月でも猛暑日を関するほどでした
その中で6ヶ月から7ヶ月ほど米作りをしました


4月
体を縫う病気になってしまい一ヶ月何も出来ず


5月 育苗を再度する

5月
参加するも会の人とうまくコミュニケーションが取れない中でのスタート
今年は寒くて苗がうまく出来ないと言うことでもう一度育苗することになる
後日、それは寒さでもなく2年前の古い種を使っていたことが判明
農家が一人も居なく、会は無農薬無化学肥料栽培米を作っているので、
この段階で疑問を持ちつつも、とりあえず収穫まではやりきろうと考える
ここで初めて農機具を使って代かきを行う
貰ってきた機械でろくにメンテナンスもしてないのでうまく使いこなせない
どうにか扱えてきてきたが、他の人が田起こしで深く掘りすぎたので、
長靴履いてても水が入ってきちゃうほどの深さになっていた



6月 代かきと田植え

6月
まだ代かきをしていた
そして徐々に田植えが始まるも苗が少なく手植えに変更
機械で植えたところから取って手で植えるので手間が2倍
トロトロ層も深すぎて体に負担が掛かる
心拍アラートが続く日々


7月 除草作業が始める


7月
田んぼに行くも誰も居ない
連絡を取ってみると別のところにも田んぼ(約12km先)があり、
そっちの草取りをしているとのこと
薄々気がついてはいたが、こちらのコミュニケーション不足ではなく、
自分の中で完結しちゃってる人達なので徐々に不満が出てくる

そして草取りは大変な作業なのに誰も来ない
この酷暑の中、草取りいつまで続くの?と不安になったが、
まさか9月過ぎても草取りするとはこの時思っても見なかった
この時から無農薬で人手不足の中、農薬が羨ましいと思い始める
放置すると周りの田んぼの人から怒られるので草取りの日々


8月 出穂して作ってる感じが出てくる

8月
出穂してきたが、ひたすら草取り
人数居て一気に取れば少しは楽なのにチマチマと少人数で行う
この酷暑では数時間も持たない



9月 残暑が続くが穂が色付く

9月
穂も黄金色に色付いてきた
しかし月末まで出掛けたり体調不良も続き参加できず
30日には稲刈りが行われてました
ようやく収穫ですが稲架掛け(はさがけ)があるので、
晴天が続けば2週間後に脱穀、籾摺りと続きます



10月 終わらぬ収穫作業

10月
収穫時期になっても誰も来ず、
これじゃ寒くなっても終わらないと思い、ほぼ毎日通うことになる
稲刈って、稲架掛けして、脱穀して、籾摺りの日々が続く



11月 やっと終わる

11月
2週目してようやく収穫作業が終わる
代かきをしていた頃の楽しさなど、この頃には無くなっていた
一通り経験して思ったことをまとめてみます

1年目まとめ


無農薬稲架掛け縛りで米を作ってみて思った率直な感想として、
一度体験すれば十分、機械使った慣行栽培ならもう一度やりたい

以前読んだ本で、
「人として生まれたからには、一度は田植えをしてから死のうと決めていました。」
こちらの本を読んでいたのでワクワクしていましたが、
私みたいに毎週作業していたら作者と同じような感想にはならなかった
土作りから、収穫後の後始末までやってしまうと一年通してやることになる
文中にあった生分解マルチシート使用もこの圃場はNG
私には無農薬無化学肥料での栽培の良さは分かりませんでした


並びで無農薬でも除草せずとも収穫してる田んぼの方とお話をしたが、
その方が言うには私が入ったグループは、人は居るのに無駄が多く、
何度かアドバイスをしても取り入れてないとの事
なんせこのグループは田んぼを借りてるだけで、誰一人農家じゃないのだ!
味の方は作った無農薬米よりも同じ品種で市販米の方が断然美味しかった
23年は12月でも20度超える日があったりと酷暑が続いたが、
同じ年の同じ品種でもここまで差が出ると酷暑だからか?って疑問に思う

作業内容としては農薬は偉大
少人数で手作業では特にそう思いました
農家は個人が多いので適切な農薬量をやらないと信用問題にも繋がるし、
JAなどに収めた一等米以外は自家消費するので最新の注意はしてるとの事
ただ知識があれば無農薬でも除草作業少なくても無農薬栽培は可能
無農薬米を付加価値で販売する場合、水と肥料のコントロールは大事
ここまでが1年経験して思ったことでした

結果として学生の頃出来なかった米作り作業体験は出来たが、
紹介した女性理学療法士は全然来ず、リハビリにも全くならなかった
なので、24年は他の事をメインでたまに手伝う程度でいいのかなと感じた

今後の予定は知り合った農家さんからお仕事を紹介していただいたので、
再び農関係の記事は書き続けていこうと思います

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