J1ドラフト2020を振り返るの巻

そうそうたるメンバーの中でJ1ドラフト会議2020に参加させて頂きました。

「参加しておーわり！」ではどこか心もとないので、自身が勝手に決めたテーマや、各巡目ごとに一言をそえて振り返ろうかと思います。

指名方針

今回の企画はJ1ドラフト“2020”なので、2020年に活躍した選手、主軸としてチームを支えた選手に焦点をあてる。能力が高くても2020年の1年間の中で多くの試合に出ていない選手は、よほど困らない限り選ばない。好きな選手よりも実際に活躍した（と思う）選手を選ぶ。

テーマ

長谷川健太監督でJ1リーグ制覇

細かいところを加えると、4-4-2でしっかり守れることを前提に、ショート&ロングカウンターの両方で刺せるチーム。余裕があれば後方につなげる能力もあればいいかなと。

各ポジションの役割（理想）は以下のとおり。

FW（スピード&収め）

・1人ないし2人だけでカウンターを完結できる

・プレスの先鋒として機能する

・アバウトなボールも収めてくれる

スピード上位候補：エリキ、カルリーニョス

収め上位候補：金崎、興梠

SH

・ハードワーカー、守備がうまい

・1人で陣地回復ができる、局面が打開できる

・ボール保持時の司令塔的な役割がこなせる

上位候補：古橋、阿部、坂元

CH（守備型&Box to Box）

・中盤の底でバランスをとれる

・攻守に動き回り、得点にも絡める

守備型上位候補：守田、藤田、デサバト

Box型上位候補：山口、稲垣、井手口

SB

・前向きにガツンと当たれる、対人・はね返しが強い

・撤退守備におけるポジショニングがうまい

・守→攻の切り替えで前に出ていける

上位候補（右）：山根、森下、岩田

上位候補（左）酒井、吉田、佐々木

CB

・対人・はね返しが強い、広いエリアをカバーできる

（ビルドアップスキルが高ければなおよし）

上位候補（右）：ジェジエウ、ヨニッチ、犬飼

上位候補（左）：丸山、ヨングォン、エドゥアルド

GK

絶対的な安定感

（ハイボール処理がうまければなおよし）

上位候補：東口、ランゲラック、ジンヒョン

実際はかなりの人数をリストアップしてましたが、3人ずつ程度のご紹介に。

代えが利かない選手を一通り取ったら、候補者が少なくなったポジションを優先的に選んでいく戦略です。

では、各指名を振り返って。

1巡目 古橋 亨梧

無尽蔵のスタミナを持った、点が取れるサイドアタッカー。攻撃だけでなく守備も献身的にこなしてくれる。加えて、FW、SHのどちらに置いても機能しそうなので、今後の指名を楽にする意味合いも。コンセプトにガチっとハマる選手の中で一番競合しそうかなというところを選びました。

守田とランゲラックは取られましたが想定内です。

2巡目 エリキ

Jリーグ屈指のプレススピードと、独力でゴールに迫れる馬力。スピード枠のFWで圧倒的に欲しい人材でした。もう少し後ろの巡目でもとれるかなとは思いつつ、絶対に逃したくなかったため早めに指名。ozamendiさんが狙ってたっぽいので、早めに選んでおいてよかった。

ここも丸山、ヨニッチ、山根と割と取られました。ただ、まだまだ候補者は残っているので全然問題なし。

3巡目 藤田 直之

自分がリストアップした中で候補者がダントツ少なかったのは守備型CH。1番手だった守田を取られたので、2番手の藤田をチョイス。ここもエリキと同じく、絶対に逃したくなかったので早めにしました。同時にデサバトをかっさらわれたので、結果的に良いタイミングだったかなと。

デサバト以外だと狙ってたのは東口くらい。

4巡目 山口 蛍

なんでここまで残ってんねん！枠。とっくに消えてる想定でした。てか、いろんなポジションの1番手が残りすぎてて逆にかなり迷った。

Box型CHで一番手だった彼をいただきます。過密日程で出続けながらパフォーマンスが全然落ちないオバケ。個人的にはベストイレブンに入ってほしかったな。

森下と岩田は欲しかった。

5巡目 ジェジエウ

なんでここまで残ってんねん！枠第2弾。第2弾というか4巡目以降全部それです。なので次からは割愛。右CBの一番手でした。2020ベストイレブン。説明は不要でしょう。

坂元、吉田が取られた。荒木も取られたけどジェジエウが取れたので大丈夫。

6巡目 阿部 浩之

古橋を除けばSHの一番手でした。攻撃性能の高さは言うまでもなく、守備でも存在感を示せる貴重な人材です。名古屋躍進のキーマンだったんじゃないかな。FWとSHが1人ずつ取れたので、ここからは古橋をどちらのポジションに入れるかを検討しながら。

谷口を取られた。左CB候補が減ってきた。

7巡目 キム ヨングォン

えー、ここが一番焦りました。笑 ヨングォンが出たらすぐさまエドゥアルドを確保する予定の中、まさかのエドゥアルドが先に出てくるという。スケゴーさんからラグさんまで5人とも左利きのCBを取る可能性が残っていましたが、誰も指名しなかったのでヨングォンを確保。方針の“プレータイム”を考えるとヨングォンのほうが優先度が上だったので、結果オーライです。ほかにも候補は用意していたとはいえ、もしここで2人ともとられていたらかなりきつかった。

8巡目 キム ジンヒョン
GKは良い選手がたくさんいることもあって最後に指名する予定でしたが、「ジンヒョンおるやん！」ってなって予定を変更。指名直後に96さんの「あああああああああ」をいただきました。ごちそうさまです(^q^)

残りは両SBとFW1枚。

9巡目 ディエゴ オリヴェイラ

長谷川健太監督をイメージしたテーマだったので、FC東京から選ぶのは逆に野暮かなと思ってあえて避けていた部分もありました。が、運営側の獣さんから「推しチームが全然出ない…」という嘆きが。ということで謎に空気を読みました。

あとは単純に残っているFWの中で一番コンセプトに合うから。攻撃面が目立つ彼ですが、守備でもとっても気が利くんですよ。もしFC東京なしだったとしたら金崎 夢生を選んでました。

10巡目 佐々木 翔

本当は左SBの1番手だった酒井を指名したかったのですが、古橋（1巡目）、山口（4巡目）ですでに神戸枠を消費済。ということで酒井、吉田に次いで3番手だった佐々木へ。10巡目で3番手を取れるなんて。2020年のポジションで言うとSBではないですが、18年に4バックの左SBをやっているので問題ないでしょ、といった判断です。彼は守備力の高さはもちろん、左足を器用に使えるのでかなりポイント高めでした。

11巡目 中村 帆高

ここも髙尾、橋岡、岡本と候補は山ほどいましたが、運営側の空気に屈す。でもコンセプトには完璧にハマるし、ルーキーながら今季は素晴らしい活躍でした。贔屓チームからの指名で終わった方がなんとなく締まりがいい気はするので満足です。

さて、指名が全て終了し、完成した“がちゃイレブン”はこちら。

強くない？

ねえ、めっちゃ強くない？？

まさかのほぼ全ポジションで上位指名候補3番手以内の選手が取れました。満足というよりもはや出来すぎですな。出来すぎて逆に変な気分ですらあります。あとキャスの中で「好きな選手を選んでる」と言われましたが、ちょっと違います（もちろん選んだ選手は全員好きですが）。コンセプトは前提として、取れる選手の中で一番良い選手を取り続けました。FC東京の選手を獲得した以外に一切色気は出していません。ガチ中のガチ（）です。

相手のビルドアップに対しては前線4枚がプレスを掛けてショートカウンター狙い。自陣守備では4バックを中心にがっちりブロックを組んではね返し、ロングカウンター狙い。ボールを持たされても両CBは球出しも運びもできる、両CHも基礎技術が高いうえ展開もできるからビルドアップで困らない。さらに言えばジンヒョンも使えるし、ディエゴに体を張ってもらう逃げ道もある。敵陣では山口と阿部がクリエイティブさを発揮できる。前線4枚に加えて山口もフィニッシュワークの鬼。全員が複数の局面においてストロングを出せるし、弱点がほぼないでしょう。外国籍選手も人格者が多いし。このチームの倒し方を考えてみてください^^

“2020年に1年間を通じて活躍した選手”という指名方針で見ても、11人の平均プレータイムは2,328分（※フルタイムが3060分）。ターンオーバーが多かったACL組（神戸、横浜FM、FC東京）から計5人を選んでいることも含めて、ここは多分に評価してほしいぜ！！おそらく全10チームの中で圧倒的に長いと思います。誰か調べて！！

自画自賛はこのあたりにして全体を振り返るとしましょう。

想像以上にみんながネタに走ったのと、「俺はこの選手知ってるんだぜ枠」を使いすぎです。笑　そのおかげ（？）で指名がほぼ困ることなく終わりました。なんなら上位指名候補の選手めっちゃ残ったし。もう1チーム作らせてほしい。

個人的にはもっとバッチバチの争奪戦希望！でしたが、それぞれの色を強く出したからこその面白さだったとも思います。運営の皆様にもたくさん盛り上げていただいて感謝！！！

ここまで長くなってしまいましたが、ぜひともアンケートのご協力もお願いしたく！全指名一覧はありますが、各フォメ図のまとめがありません。詳しく見たい方は #J1ドラフト会議2020 で検索すると何人かのフォメ図は見られるはずです。