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趣味の備忘録・・2019年1月 札沼線の非電化区間に乗ってきた ②

前回の記事、2019年札沼線紀行の続き

1日1本の新十津川行、石狩当別を7:45に出た列車は途中石狩月形で列車交換の為約20分の停車。
その間に駅構内をひと通り撮影、そして駅の窓口に並び記念きっぷを購入。
ホームに戻ると、ちょうど反対側から浦臼発の普通列車が来るところ。

ホームでの並びを撮影し、列車は8:40に石狩月形を発車。

早起きの疲れもあってか、列車の心地よい揺れについウトウトしてしまい、目が覚めた頃には浦臼を過ぎてもうすぐ終点の新十津川。
せっかくのお別れ乗車に来たのに、一体何をやってるんだか・・
せめて列車に乗ったという記録が何か残っていないかと当時の画像を保存したフォルダを改めて見直すと、料金表の画像が出てきた。

列車は9:28 終点の新十津川に到着。ローカル線の終着駅で1日1本しか列車が来ない駅。

とは言ってもそれほど寂れた雰囲気は感じられない。逆に観光スポットして注目を集めている事から掲示物は結構にぎやか。

もはやこの立派な時刻表は本来の機能である列車の発車時間を知らせるものではなく、
珍しさを象徴する被写体としての役割の方が大きい。

中々味のある駅舎であります。そういえばこういう昔ながらの駅舎というのも少なくなったなぁ・・

写真を撮るのを忘れてしまったが、この駅のすぐ近くに「寺子屋」というお店があり、元々は軽食のお店らしいが、ここで色々な記念グッズを販売していた。ここでいくつか記念品を購入。

帰りは折り返しの10:00発の列車で帰ろうかと思ったが、どうせさっきの列車を乗ってきた人でいっぱいだろうし、せっかく久しぶりに来たから他の路線もちょっと堪能していきたい。という事で徒歩で数百メートル離れた町役場へ向かい、そこからバスで滝川へ。所要時間はおよそ15分くらいだったかな・・ 自分と同じ目的の人も結構いてバス車内はそれなりに混んでいた。

滝川駅にて。特急スーパーカムイとオホーツクの並びに遭遇。
気動車の入れ替えが進み、今や活躍の場が限られているキハ183系を撮れたのは結構な収穫。

末端区間は1日1往復、そして新十津川から滝川まではバスで15分くらい。また沿線の主要自治体である浦臼や月形からも函館本線の主要駅へ繋がるバスがある事から、この路線はだいぶ前から「地域の足」という役割は薄く、それに代わる交通機関は既に確立されていた訳で、そう考えると廃止は残念な一方で「よくぞここまで頑張ってくれた」というのが正直な印象です。

実際の廃止日はこの日から1年3か月後の2020年4月17日。沿線地域がコロナ禍による緊急事態宣言の対象となった為、当初の予定日が急遽早まり、ラストランのイベント等も行われないまま静かに幕切れを迎えた。
まぁこのご時世だからファンに向けたイベントというのは無くても仕方が無いとは思うが、長年愛用してきた沿線町民の方々へのイベントも中止になってしまったのはちょっと残念だったかなぁと思う。

今回はここまで。お付き合いいただきありがとうございました。



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