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趣味の備忘録・・2019年1月 札沼線の非電化区間に乗ってきた ①

趣味の備忘録。今回は撮った記録というよりは乗った記録。
2019年の年始に札幌の実家へ帰省した際に乗ってきた札沼線の記録をUP致します。

実際に訪れた2019年の段階で、札沼線は札幌の隣の駅、桑園から新十津川を結ぶ路線。札沼線の「沼」はかつて新十津川の更に北、留萌本線の石狩沼田までを結んでいた事に由来する。
(新十津川~石狩沼田の区間は1972年に廃止されている)
起点は桑園だが全ての列車は札幌が起点。しばらくは札幌市北部の住宅街を走り、石狩川を渡り石狩当別へ。その次の駅、北海道医療大学駅までが電化区間。札幌を起点とする列車は最長でここまでが終点。
ここから先、新十津川までが非電化区間。さっきまで眺めていた車窓の風景が一転して長閑な風景が広がる、いわゆる「ローカル線」になる。
非電化区間は石狩当別が起点となり、札幌から終点まで直通する列車は無いが、全線を乗り通すと、市街地近郊の風景と長閑なローカル線の風景までをいっぺんに楽しめる非常に面白い路線だった。
また、非電化区間は途中の石狩月形、浦臼で折り返す運用が何本かあり、末端区間の浦臼~新十津川を走行する列車は2016年3月以降、1日1往復のみ。
そんな訳で、晩年の新十津川駅は「日本一最終列車の早い駅」という称号で多くの観光客や鉄道ファンの関心を集める駅となった。

さぁ、説明はここまでとして、個人的に「札幌からお手軽に楽しめるローカル線」という事でかつて何度かプチ旅行を楽しんだ路線。特に好きな区間であった非電化区間(北海道医療大学~新十津川)が2020年に遂に無くなってしまうというニュースを知り、これはお別れに行かねばなるまいという事で2019年の年始、約25年ぶりにこの区間を再訪してきた。その時の様子を画像を交えてUPします。

「日本一最終列車の早い駅」その列車の発車時刻は10:00。つまりはその前の9時台に着く列車が新十津川へ行く最初で最後の便になる訳で、逆算すると札幌を出るのが6時台。まだ夜が明けぬ朝5時台に起床し地下鉄で札幌駅へ。
何とか目的の列車に乗り継げるラインの6:58発の北海道医療大学行きに乗り込む。

7:39 石狩当別着。目的の列車である新十津川行きは既にホームで出発準備待ち。正月休みにも関わらず1両編成の車内は既に同じ目的のマニアで一杯。札幌発でもっと早くこの列車の乗り換えに間に合う便が2本ほどある為、そっちに乗ってきた人が大多数のようだ。

7:45、1日で最初で最後となる新十津川行の列車は定刻通り出発。

何とか車両の端にあるロングシートの隅っこに着席できたが、前述した通り車内は同じ目的のマニアでいっぱい。さながら朝の通勤ラッシュの様な込み具合である。しかも冬場で窓は完全に曇っているため、落ち着いて車窓を楽しめる様な状態でもなかったので、途中の風景を写した画像なども残っておりません。8:17 石狩月形着。

非電化区間で列車の交換ができる駅はここしかない。反対の浦臼からの列車を待つためここで20分以上の長時間停車。まぁ急ぐ旅でもありませんし、むしろこの列車に乗っている人々にすれば色々と写真を撮れるボーナスタイムでございます。とりあえずは訪れた証としてひと通りの箇所を撮影。そして駅の窓口に並び記念きっぷを購入。

こっちでは当たり前に必要なものだが、雪のほとんど降らない名古屋の人から見れば、
これは結構レアなもの。


さて、前置きを含めると結構長くなってしまったので、この記事はいったんここまで。

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