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LOG10 出会った縁を大切に 再会のインドネシア・ジャカルタ

先日、マレーシアのクアラルンプールでのある女の子との出会いを書いた。

再会する機会は、半年後くらいに巡ってきた。インドネシアの首都、ジャカルタへ乗務する日が来たのだ。

その日、会えるかどうかを事前に連絡すると「もちろん!」という返事が返ってきた。

インドネシアには何箇所か大きなショッピングセンターがあって、大抵の場合ホテルからそこまでタクシーで行って、買い物したりご飯を食べたりすることが多い。徒歩圏内にはコンビニくらいしかない。(コンビニのカップ麺も好きだけど)

東南アジアでは昨今、grab(グラブ)というバイクタクシーが流行っていて、Uberのオートバイバージョンといったら想像がつきやすいだろうか。

渋滞がひどいので、スイスイ通り抜けられるバイクはこちらの人にとって大切な交通手段のひとつのようだ。
大学時代の友人が東南アジアで仕事をしているのだが、その子も毎朝通勤にバイクタクシーを使っていると言っていた。

アプリを利用すればすぐドライバーが来てくれる。技術の普及は本当にすごい。生活をガラッと変える。

話はずれたが、私とマレーシアで出会った女の子Seviaとは大きなショッピングセンターで待ち合わせをすることになった。Seviaはジャカルタのオフィスで働くキャリアウーマンなのだ。

夜18時ごろにショッピングセンターの入り口で、と決めていたが当時私はポケットWi-Fiなど持っていなく、ホテル内でしか連絡を取ることができなかったのできちんと集合場所に落ち合えるか、部屋を出てからずっとドキドキしていた。

しかもタクシーで向かっている途中、現金しか使えないというドライバーからの発言で、一度換金しにホテルに戻ることになりそれも焦りの要因となった。そんな緊張感も今では懐かしい。

よく言葉も通じないのにそんなやりとりができるものだな、と思う。やはり不安なことは早めに聞いた方がいいし、言葉が通じなくとも気持ちがあればなんとかなるものだなと思った。

そんなこともありながら無事、私とSeviaは再会を果たした。

ジャカルタに乗務したこと、定時に飛行機が到着したこと、ホテルにも無事つき、ショッピングセンターで会えた。トラブルなく再会できたことが奇跡のように思う。

レストランで食べたものの名前は忘れてしまったが、ピリ辛の美味しい麺だった。飲み物は甘くて、ずんだ豆のような、タロイモのような、馴染みのない味だったことは覚えている。

近況を話したり、家族の話や仕事の話をした。こんなときもっと英語ができたらなあと思う。英語は、勉強していてもなかなか思うように身についてくれない。

だけどそれはとても楽しい時間だった。連絡して、よかった。
よく一期一会と言うけれど、やっぱり縁はできれば続いた方が良いに決まっている。自分が繋ぎとめたい縁は大切に、そして時には自分からアプローチすることも大事だ。

最近は疎遠だけど、今も元気にしているだろうか。

お互い心の中で、こんなときがあったな、こんな出会いがあったな、そんな風にときどきでも思い出してくれたら嬉しい。

もしかしたら旅先での出会いを「こわい」と思って避けてしまう人もいるかもしれない。

私自身、そんなことが何回もあった。しかし一概には言えないけど、だいたいはみんな歩み寄れば、いい人だ。

国籍も文化も見た目も言葉も関係なく、偏見も持たない空間がもっと増えればいい。みんなが生きやすくのびのびした世界になるといい。楽観的な私はそう思うのだった。

本日のお土産

エリプスのヘアオイルはインドネシアのお土産に大人気。サラサラになるしいい香りでツヤツヤに。黒髪の人はこのブラックのカプセルがおすすめ。
他にも香りや用途でピンクやイエローのカプセルもある。

高級コーヒー「コピルアック」。なんとジャコウネコの糞から採れる未消化の豆を使用したコーヒー。日本だと1杯4,000〜5,000円する高級な代物。

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