見出し画像

【奈良旅3日目②】石上神宮、山の辺の道

大神(おおみわ)神社への参拝を済ませてから、北上して石上(いそのかみ)神宮へと向かった。

石上神宮の祭神は布都御魂大神(ふつのみたまのおおかみ)。日本神話でも屈指の武闘派として知られる、建御雷神(たけみかづちのかみ)が持っている剣に宿る神様だ。スピンオフ過ぎると言いたいところだが、剣を御神体としていたり、剣に宿る神様を祀っている神社は他にもある。

石上神宮境内、鏡池(2024.4/12)

木漏れ日がさす参道を進んでいくと、けたたましく鳴くニワトリたちが境内を闊歩している。石上神宮ではニワトリは神使として大切にされており、人が近づいてもまったく逃げない。人と一緒にベンチに座っている姿はのほほんとして和まされる。

また、ニワトリ小屋の近くにある鏡池にはワタカという鯉が住んでいる。ワタカは奈良県の天然記念物に指定されており、こちらが近づくと餌をもらえると思って近づいてくるのが愛らしい。

石上神宮廻廊(2024.4/12)

剣の神様ということで荒々しい雰囲気の神社を想像していたが、豊かな自然とニワトリ、ワタカに囲まれた穏やかな空間がそこにあった。ずっとここにいたいという気持ちもあったが、鏡池の横を抜けて境内を出る。

ここから先は古代の国道として有名な「山の辺の道」を歩き、再び大神神社を目指す。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?