短編小説「笹の葉の願いごと」（後編）

笹の葉が枯れて随分とたった頃。 妙なことが起き始めたんです。 玄関の電気は人感センサーなんですが、 夜寝ていると、 その人感センサーが反応するんです。 なんだろう と思って玄関にいっても 当然ですが誰もいない。 それだけなら機械の故障かなって 思うんですけど、 他にも窓からコンコンと ノックの音が聞こえたりして。 ここは6階で川沿いですし、 誰かが忍びこんだとは思えないんです。 寝ている時に体を揺さぶられたり、 ガンガン と何かを叩く音で 飛び起きたこともあ

短編小説「笹の葉の願いごと」（前編）

これは自分が体験した不思議な出来事で 6年間誰にも話せず、 心にしまっていた話です。 きっかけは彼女の死でした。 彼女とはバイト先で知り合いました。 と言っても バイト自体はすぐ辞めてしまったので、 一緒に働いていた時間はわずかでしたが まあその短い時間で、 すっかり彼女のことが 好きになってしまったのです。 彼女はなんというか、 ちょっと変わっていて。 無口で無表情、おまけに霊感が強く、 たびたび天井をボーっと眺めてたりする いわゆる不思議ちゃんでした。

Midjourney×縦スクロール小説「マリアージュ」（1500字）

Midjourney×縦スクロール小説「流星の願いごと」（2000字）

Midjourney×縦スクロール小説「ホクトノユメ」（2500字）

Midjourney×縦スクロール小説「墓場のメッセンジャー」（2500字）

Midjourney×縦スクロール小説「トカゲに噛まれて泣いた夜」（2300字）

Midjourney×縦スクロール小説「かくれんぼ」（1800字）

Midjourney×縦スクロール小説「願いの函」（2500字）

Midjourney×縦スクロール小説「夢のかけら――ある一夜の話」（2500字）

Midjourney×縦スクロール小説「金のなる木」（1800字）

Midjourney×縦スクロール小説「この子をお願い」（2500字）