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ショートショート、短編小説 創作集

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メンバーによるとってもステキな作品集をまとめてみました。 不思議な体験談、短編小説、ショートショート、イラストに物語つけてみた! などなど、盛りだくさんです。 ぜひご一読ください。
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#イラスト

文芸社×TOKYO FMのラジオドラマ賞を受賞作「こまちねず」をラジオドラマ化!

10代から20代に変わる頃の混濁した「あの感じ」をどうぞ(全文掲載) こまちねず 「東京に降る雪はどんなかね」 あれから3年が経ったが、 東京にはまだ雪が降らない。 このままずっと 東京には雪が降らないんじゃないかと思っていた。 雪が降らなければ、 僕は美浜に連絡する用が無い。 美浜も同じだ。 ニュースで東京に大雪が降ったと知れば、 きっと連絡してきてくれるだろう。 今日も僕の隣には知らない女の子が裸で寝ている。 僕の布団は裸で寝られるほど、温かいのに、 外は随分

【Midjourney】を使って点描画のリリックビデオを作ってみた!!

〈midjourney〉を使ってボイスコミックを作ろう! の企画も6作目となり、終わりが見えてきました。 今回は点描画を使い、作者の希望でリリックビデオ風の動画になりました! 今回動画に使用されたのは22枚。 Midjourneyには150枚を作ってもらってました。 点描画はガチャ率が非常に高かったです。 (Midjourneyに慣れてきたということもあるかも) それでは完成動画とシナリオから紹介していきます。 もちろん恒例の使われなかったイラスト集もありますよ~。

【Midjourney】を使ってクレヨン画の絵本をつくってみた!

新企画〈midjourney〉を使ってボイスコミックを作ろう! 第四弾はクレヨン画に挑戦!! 今回も絵本風に仕上げたのですが、とても大変でした。 画風がなかなか定まってくれず、制作時間を圧迫することにっ! 今回動画に使用されたイラストは30枚程度。 Midjourneyには600枚を作ってもらってました。 では完成動画とそのシナリオをご覧ください。 完成版 幸せな王様の話 昔々あるところに、とある王国があった。 常春の気候の中、 肥沃な大地と豊漁が約束された海を持

【Midjourney】を使って切り絵の絵本をつくってみた!

新企画〈midjourney〉を使ってボイスコミックを作ろう! 第三弾は切り絵の絵本!! 紙では量産できないであろう枚数、そして豪華な仕上がりになりました。 今回動画に使用されたのは50枚程度。 Midjourneyには500枚を作ってもらってました。 前回と違い、切り絵は抽象的な描写でも問題ないので ガチャの確率は高めでした。(前回は1000枚中60枚) まずは完成動画とそのシナリオです。 映像的なエフェクトは控えめにして、BGMやSEをこだわりましたので動画もぜひ

【Midjourney】を使って少女漫画『ボイスコミック』をつくってみた!

新企画〈midjourney〉を使ってボイスコミックを作ろう! の第二弾は少女漫画をコンセプトに圧倒的美麗なイラストを多数制作!! その枚数なんと……1000枚!!!!! 実際に使われたのはその内の60枚www ということで、まずは完成動画とそのシナリオです。 少女漫画風にイラスト・演出をつくりました。 〈完成版の動画〉 〈シナリオ〉 半面天使 「あーあ、退屈すぎて死にそう」 なーんてつぶやいてみるけど、 実際には天使は死なない。 「仕事ならいくらでもあるのに

【Midjourney】AIが描いたイラストで『ボイスコミック』をつくってみた

ぶれるめんの新企画!! 〈midjourney〉を使ってボイスコミックを作ろう! メンバーの作品に、AIが描いたイラストを使ってボイスコミック化。 そんな試みです。 ということで今回はその一作目。 「無限ピーマン」 使われているイラストは30枚ほどですが、実際に作ったのはなんと500枚くらい…… まずは完成動画と、元になったシナリオをぜひご覧ください! 完成版 無限ピーマン 王女は目を覚ました 最初に、青臭さが鼻を突いた 周囲は碧一色の世界 これはいったい!?

【Midjourney】を使って宇宙が舞台のSFを作ってみた!!

〈midjourney〉を使ってボイスコミックを作ろう! の企画もついに最終作品となりました。 作者から真鍋博さんのイラストみたいな二次元のがいい という要望があったのでチャレンジしてみたのですが…… それっぽいのがなかなか出来ず大変でした。 レトロな雰囲気のある二次元イラストということで 作ってみました。 動画に使用されたイラストは30枚。 Midjourneyには300枚くらいを作ってもらってました。 それでは完成動画とシナリオから紹介していきます。 もちろん恒例

【ショートストーリー】世界中の人々が滅亡とループを自覚した世界を描いた短編

終末は週末に 死のう。 死んで全てを終わらせよう。 夜にかけるとか、生きていたんだよなとか。 とにかく死にそうな音楽をかけ、テンションを上げながら階段を昇る。 私の走馬灯は、どんなだろうか。 走馬灯って、そもそもどのタイミングでどんな尺で流れるのだろうか。 私は、これから死のうと言うのに、そんなことを考えてワクワクしていた。 ビルの屋上のフェンスを乗り越えて下を眺める。 そして ふと気が付くと逆さまの景色が、頭から足に向かって流れていった。 そうか。 私も

美人のお隣さんと仲良くなったんだけど、なんか様子がおかしい件

これは俺が初めて一人暮らしを始めたころの話。 大学二年になり、ゼミが忙しくなったとか勉強に専念したいとかもっともらしい理由で親を説得し、実家を出た。 そのマンションは「ハッピーハイツ」なんてちょっとハズい名前だったけど、大学には通いやすいし、なにより家賃が手頃だった。 うるせえ親から離れ、自由気ままな新生活が始められると俺は舞い上がっていた。 彼女を呼んで(まだいないけど)あんなことやこんなこと…… 両隣くらい挨拶しときなさいよと母さんから煎餅持たされて、引越し早々

【不思議な体験談】不登校の僕に、死んだはずの人物から届くパラパラ漫画

小学生のとき、授業中によくパラパラ漫画書いてました。 教科書は200ページくらいですから、なかなかの超大作を何本も。 とはいっても下手なせいで、描く場所が微妙に違ったりして うまくいかないんですよね。 クラスでパラパラ漫画うまい人とかいて。 キレイに動くだけじゃなく、 ちょっと笑えたり ちょっと感動したり そんなパラパラ漫画描けるのが羨ましかった という記憶があります。 今回はそんなパラパラ漫画が登場する、ちょっと不思議な体験談です。 〈完成版の動画〉 〈本文〉

【不思議な体験】地元で有名な底なし沼からあがったものの正体

オレの地元にはちょっと、いや、かなり不気味な沼がある。 赤と黒と緑がめちゃくちゃに混ざったドロドロ沼で、中の様子は見えない。 でもって入ったが最後、二度と上がることはできないらしい。 いわゆる〝底なし沼〟ってやつだ。 「沼に近づくな、〝主〟に引き込まれるぞ」 これはもう一種の合い言葉だった。 両親、祖父母、学校の先生、近所のおじちゃん、おばちゃん・・・・・・ 地元の大人という大人から、耳がタコになるほど聞かされた。 沼の主ったって、昔話みたいに生け贄を差し出せとも言

【不思議な体験談】カラオケの部屋がパラレルワールドに繋がっていた話

パラレルワールドの入口って意外と身近なところにあって、 いつどこで隣り合わせの世界へ迷い込んでしまうかわからない。 実際、今いるこの世界が生まれ育った世界とは別の世界で、 いつの間にかパラレルワールドで生活していた。 なんてことだってあるかもしれない。 と、まあこういう類の話って昔からありますよね。 有名なところなら「胡蝶の夢」とか。 今回は、そんなパラレルワールドに迷い込んでしまった ちょっと不思議な体験談です。 〈完成版の動画〉 〈本文〉気のせいかもしれないんだ

【不思議な体験】夢に出てきた場所に行ってみたら、運命の出会いをした

「正夢」って見たことありますか? 私の友達は夢の中で彼女に「妊娠した」と告げられたそうです。 翌日、彼女にその話をしたところ、彼女は少し言いよどんでから言ったそうです。 「実は私……妊娠したんだけど……」 友達は妊娠したという事実もそうですが、 なにより夢が現実になったことに驚いたそうです。 私にも似たような経験があります。 ある日夢の中でピーター・フォーク演じるコロンボが出てきました。 殺害現場に現れたコロンボは、混乱する警官たちを後目に ものの5分で事件を解決

セミ嫌いを克服したウソみたいな本当の話

セミの鳴き声を聞くと、15年前に死んだおじいちゃんを思い出します。 お母さんが子どもの頃はきびしかったそうですが、 私にとってはとにかく陽気でやさしいおじいちゃんでした。 おじいちゃんと私は誕生日が同じで、毎年夏になると一緒に祝ってもらったのをよく覚えています。 私もおじいちゃんもすいかとアイスが大好物で、遊びに行くと好きなだけ食べさせてくれました。そのおかげで何度もお腹を壊したことも今となればなつかしい思い出です。 そんな大好きなおじいちゃんですが、おてんばで虫