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梅仕事で身体のリズムを整える

今、家中が梅の香りで満ちています。
黄色いまんまるのフォルムから放たれる桃のようなフルーティーな香り。
ここ数年、梅雨時の恒例行事となったのが梅仕事です。

青梅で梅シロップと梅酒を作り、完熟梅で梅干しを作ります。
梅仕事をする自分に憧れて見よう見まねで始めたのですが意外に簡単で、なんといっても美味しいのです!
梅シロップは梅と砂糖だけ。
梅干しは梅と塩だけ。
シンプルに作り、すっきりとした甘味、塩味、酸味を楽しみます。
旨味の入った調味料が溢れている昨今、美味しさのゼロ地点を忘れたくなくて、梅干しは海塩のみでしょっぱく仕上げるのがポリシーです。

春は山菜を食べ、梅雨は梅仕事、夏はラクに夏野菜をかぶりつき、秋は栗の皮むきに励み、冬は味噌を仕込む。
五感を刺激し、身体に春夏秋冬を告げます。
抗うことのできない自然の流れに、季節の手仕事を通して乗っかってみる。
これが案外と身体をラクにするのです。

生活様式は変われど、100年やそこらで身体は進化しません。
なので、大きな自然のリズムに自分を乗らせたほうが、楽しい流れに乗れると思うのです。
頭を休めて、少しだけ手を動かしてみせんか?

ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
ではまた!

[梅仕事メモ]
・梅シロップ
 青梅2キロ氷砂糖、きび砂糖、米飴を4.5:4.5:1

・梅酒 
 完成した梅シロップの梅、氷砂糖+きび砂糖650g、ホワイトタカラ1.5L

・梅干し
 完熟梅4キロ、塩800g弱、(おもしは8㎏)

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