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相手は自分の鏡

私のコーチが
「目の前にいる人は自分の鏡」と
おっしゃったのを聞いた時
分かったような
分からないような感じだった。

目の前にいる人が
私と同じ動きをしている訳でもないし、
その「鏡」は 何を写し出すのだろう。
壁に掛かった鏡は私の顔を写している。
他人は自分と違うのに
どうやって「私」を写し出すのか?


それを意識して生活し始めると
自分が人に与える影響に目が行くようになった。

例えば朝 子どもの登校前の支度中
私がとても不機嫌な場合と
私がそうでもない場合
掛ける言葉も違う。

イラついた口調で
「早く食べてよ」
「急いで!」
と言うと 子どももムッとしながら準備をする。
その気持ちを引きずったまま
車のドアを閉めて 学校の門をくぐる日もある。

「おお、もうそろそろ出かけるよー!
お弁当かばんに入れた〜?」
みたいな時は
車の中でも その日の学校行事や
くだらない話をして
子どもも私も気分よく
朝のルーティーンを終えることができる。

自分が発して
それを相手が聞いて 感じて
反応が返ってくる。
その反応は自分が欲しい反応なのか?
相手の顔色を伺う為
という意味ではなく、
自分の信念・想いと合っているのか?に目を向けたい。

例えば
「周りの人はみんな敵だ」と思っている人と
「お互い助け合って生きていこう」と思う人では
発する言葉 雰囲気 態度が違うし
返ってくる反応も違うのは明確だ。

私は
幸せな時間を1秒でも多く過ごしたい
と思っている。

だからもし私が夫に何か言って
夫が 苛立ったり 悲しい顔をした時は
どんな理由でそう言うことを
夫に言いたくなったのか、
その理由はどこから来ているのか
どんな感情があることで
夫への発言に至ったのか。

言ったことで自分を責めるのではなく
それは私の「幸せな気持ちでいたい」
という 信念と合うものなのか?

それを目の前の「鏡」が
考える機会を与えてくれていると思い
勇気を出して
真正面の「鏡」を見るようにしている。







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