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ぐだぐだ言い訳ばかりで何もしない自分が嫌になった時に読む本

読みました!
勝間式ネオ・ライフハック100
著者は勝間和代さん。

勝間さんがYouTubeに投稿している内容をまとめた本。Kindle unlimitedで読めたので、何かヒントないかな?と軽い気持ちで読んだ1冊です。

勝間さんと言えば「効率・能率・最適化・完璧主義」なイメージでしたが、時々YouTubeを見るようになってからは「案外適当で、とりあえずやってみる人なのかな」と認識が変わりました。

僕自信は最近「新しい事をスタートしたいけど、まだ出来てない事が山積」状態だったので、重い腰を上げる意味も含めて、読んでみました。

ふるさと納税、つみたてNISA、脱白米、自炊レパートリー拡大、部屋の模様替えなど、手付かず状態で放置中。

本の内容自体は正直、目鱗じゃなく知識としては理解していました。それでも読了したのは「そろそろちゃんとやれよ」と自分に言いたかったから。やっぱりこの本には、ぐだぐだを潰すヒントが満載でした。その中でも、胸に刻んでおきたいポイントを3つ、書いておきます。

1.ゆるく始める・ゆるく続ける

僕にとってここ2〜3年での最も大きな変化はランニングを習慣化出来たことです。なので、その体験談をベースに書きます。

ランニングを始めたのは2年半前(2018年8月)です。競泳を引退した高3では170cm65kgだったのが、170cm71kgにまで太ってしまったので、意を決してスタートしました。しかも、筋力ダウンした上での+6kgなので、実際には10kg以上太っている。。

最初は、毎週1回で8kmを走ることから始めました。ABCマートでセールになっていた3,000円のシューズを買って、トップスは寝巻きのTシャツ、ボトムスは高校時代のハーパンです。最初の数ヶ月はタイムを気にせずに継続する事を最優先しました。途中で歩いても全然OK。距離もGoogleマップで8kmぐらいと計測しただけなので、本当は7.5kmかもしれないし、8.5kmかもしれません。適当です。

今思えばこれが良かったのだと思います。「毎回止まらずに8kmピッタリ走る」「毎月自己ベストを更新する」などという目標を設定していたら、継続出来なかったと思います。

体調の良い日も悪い日もあるし、暑かったり寒かったり風が強かったり、自然環境の変化もあります。プロランナーなら数字に厳密にトレーニングしていくのは当たり前ですが、素人ランナーとしては、タイムが伸びなくても気にせずに続けるのが一番です。

毎週1回を継続して2年間で、1時間30分→40分にまでなりました。大体100回走った計算ですが、腹痛で途中リタイアしたり、半年ほどタイムが伸びなかった事もありました。それでも素人が100回、800kmも走ればチリツモで、確実に成長していきます。

これはランニングに限った話ではなく、料理でも絵でもカラオケでも共通でしょう。ある程度のレベルまでは物量がモノを言うので、適当でも継続した方が強い。量を経験する為には、ゆるく始めて、ゆるく継続するのが一番ですね。

2.意志や努力よりも環境づくり

ゆるくでも始めてしまえば、ゆるく継続するのは難しくありません。では、ゆるくでも始められない時は、どうすれば良いのでしょうか?

答えは環境づくりです。人間は怠惰な生き物なので、意志や努力に期待してはいけない。自己評価で恐縮ですが、僕自はそこそこ意志や努力がある方だと思っています。ランニングもほぼずっと1人で、誰にも見られなくても継続してきました。

それでも前述の通りで、ゆるくでも始められないモノを多く抱えています。そんな時にやるべき事は、環境づくりです。

例えば僕は、同棲を機にこれまでやってこなかった自炊を始めました。それこそ最初は全く何も知らず、玉ねぎの微塵切りすら怪しいレベルです。今は自炊を始めてから1年以上経ちますが、それなりには出来るようになってきました。

最初の頃、どうやって始めたかを思い出したのですが、意志や努力とか、そういう話ではないんですよね。お惣菜やお弁当ではなく、自炊しないと食べられない野菜・魚・肉を買ってしまうのです。

冷蔵庫で腐らせる訳にもいかないので、アレコレ調べながら着手する。初心者向けのレシピを調べるのも良いのですが、とにかく自炊せざるを得ない状況にすること。先程のランニングの継続も「このまま太り続けたらヤバい!」という環境が出来上がっていたのですね。

勝間さんは本書の中で「英語力を上げたければ外資系企業に入ってしまう」「毎日運動したいなら駅から遠い物件に引越す」など、やらざるを得ない環境づくりを推奨しています。ゆるくでも始められない時は、ある種の強制力も効果的です(痩せる前から水着デートを約束するなど)。

3.結果が出たら自分を褒める

これは案外重視しない人が多いのですが、地味な挑戦ほど、結果が出たら自分を褒める事が重要です。ランニング、自炊、ストレッチ、読書など、地味な挑戦ほど周りに言わない事も多い。自分しか知らない挑戦を褒められるのは自分だけです。

人参の皮むきが上手くなったらニンマリしましょう!
ランニングしてベルトの穴が1つ小さくなったらベルトを凝視しましょう!
腹筋が少し割れたら鏡で見まくりましょう!

効果が目に見えてきたらほぼ勝ちです。モチベーションを高める必要が無くなるからですね。

だらしないお腹の時は「腹筋しなくちゃ…」ですが、少し割れてきたら「もっと割りたいな。ココも、もうすぐ割れるな。腹筋したい!」と変わっていきます。

好転に慣れよう

人間は怠惰な生き物です。変化したいと思っても「こうなったらいいな!」よりも「このままでもよくない?」「失敗したらどうしよう」という気持ちが勝つのは当たり前。

でも、何もしなければ何も変わりません。現状に満足してなくて、それでも何もしなければ、必ず数年後に後悔します。

怠惰に勝つには、現状を好転させた経験が効果的だと思います。僕はランニングも自炊も、まあまあ得意になって、まあまあ好きにもなりました。そしてこの2つは、確実にQOLを高めてくれた経験として、脳に刻み込まれました。その記憶があるから「次はアレもやってみよう!」と、腰が軽くなるのです。

時には失敗もあるでしょうが、大抵は「失敗して良かった」内容でしょう。結果は失敗でも「やらなきゃ良かった」よりも「アレは上手く行かないと分かった」方が、気持ちの整理もしやすい(学生時代に、好きな子に告白しないで何年も引きずる、アレですね)。

好転に慣れた人はどんどん行動して、ますます好転していく。何もしない人との差はどんどん広がっていきます。

僕も好転に慣れるべく、次は脱白米という事で、玄米を美味しく炊く練習中です。白米と違うところは、浸す時間や水の割合くらいと些細なんですが、なんで半年も未着手だったのか。。やってみれば呆気なく好転するコトなんて、幾らでもありますね。

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まあ、そんなかんじよ。

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