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非エンジニアでも20分でできる、議事録作成を自動化させる方法

こんにちは!会議中、話していることを文字起こししながら、要点をまとめる作業、地味に大変ですよね。

今回は、Zoom会議を録画しておくだけで、文字起こしから要約まで自動化する方法をご紹介していきます。

Zoomの無料プランや、Zoom以外のオンライン会議ツールを使用されている方でも、少しカスタマイズするだけで実装可能なので、そちらも最後にご紹介したいと思います!


要件の整理

今回実装する自動化フローは以下のようになります。

  1. Zoomで録画が保存されたタイミングで自動化フローがスタート

  2. Zoomサーバーから録画された音声データをダウンロード

  3. OpenAIのWhisper(Speech to Text)で音声データから文字起こし

  4. OpenAIのChatGPTで要約

  5. Google Docsに保存

  6. 要約が完了したことをSlackに通知

今回使用するツールの準備

make

makeというiPaaSを使用して実装していきます。
登録がまだの方は、こちらのリンク(https://www.make.com/en/register)から登録しておいてください!

OpenAI(ChatGPT)

OpenAI APIを使用するために、こちら(https://platform.openai.com/signup?launch)からアカウント作成し、API Keyを発行する。

Create new secret keyをクリック
名前(任意)を入力し、"Create secret key"をクリック
コピーマークをクリックして保存しておく("Done"を押すとコピーできなくなります

準備物

makeの自動化フローファイル

実装時に使用するのでこちらのファイルをダウンロードしておいてください。

実装方法

1, makeにログインして新しいシナリオを作成

Create a new scenarioを押す

2, "準備物"パートでダウンロードしたjsonファイルをimportする

"More"ボタン→"Import Blueprint"
"ファイルを選択"→"Save"

3, Zoom(一つ目のモジュール)の設定

Create a connectionをクリック
認証名(任意の名前)を入力して"Save"をクリック
Zoomのアカウントにサインイン
"Allow"をクリック
User IDを選択

4, Zoom(二つ目のモジュール)の設定

5, HTTPモジュールにOpenAIのAPI Keyを入力

"Bearer "の後にコピーしたAPI Keyを入力

6, OpenAIモジュールのconnectionを作成する

7, Google ドキュメントのconnectionを作成する

8, Slackのconnectionを作成する

9, 実行&テスト

Run onceを押してエラーがでなければOK

おまけ

冒頭でも記述しましたが、makeは汎用性が高く、幅広くカスタマイズが可能です。
動画の取得部分を、Google Driveに変更することもできますし、要約文をLINEで送信したり、Notionに保存したりも可能です。

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