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非エンジニアでも15分でできる、Slackの返信を自動化する方法

こんにちは!ググったらわかることを毎回聞いてくる部下や上司、あなたの周りにはいませんか?

今回は、そんなちょっとめんどくさい人への返信を自動化する方法をご紹介します。

要件の整理

今回実装する自動化フローは以下のようになります。

1. Slackでメッセージを受信したタイミングでフローがスタート
2. ChatGPTがメッセージに対する返信を考える
3. Slackで自動的に返信

今回使用するツールの準備

make

今回はmakeというiPaaSを使用して実装していきます。

アカウント作成がまだの方は以下の記事を見ながら登録しておきましょう。

makeの自動化フローファイル

実装時に使用するので以下の自動化フローのテンプレートファイルをダウンロードしておいてください。

実装方法

1, makeにログインして新しいシナリオを作成

Create a new scenarioを押す

2, "準備物"パートでダウンロードしたjsonファイルをimportする

Slack返信フローのテンプレートを使用します。

"More"ボタン→"Import Blueprint"
"ファイルを選択"→「Slack返信_自動化フロー」を選択→"Save"

3, Slack APIで認証情報を設定する

次にSlack APIに接続し、設定を行います。
makeのタブは開いたままにしておいてください。

"Your apps"をクリック
"Create New App"をクリック
"From scratch"をクリック
"アプリの名前(任意)"と"ワークスペース"を入力し、"Create App"をクリック
サイドバーの"Event Subscriptions"をクリックし、Enable Eventsを"ON"

ここで一旦makeに戻ります。Slackのタブはそのままにしておいてください。

Webhookから"Add"をクリックし、名前(任意)を入力して"Save"
"Copy address to clipboard"をクリックし、コピーする。
"Run once"をクリックして、画像のような状態にしておく
タブは開いたままにしてください
makeのwebhookでコピーしたURLを入力し、
"Add Workspace Event"をクリックし、"message.im"を選択
"Save Changes"をクリック
サイドバーで"OAuth & Permissions"を選択し
Redirect URLsに「https://www.integromat.com/oauth/cb/slack2」を入力
"Add"→"Save URLs"をクリック
下にスクロールして、User Token Scopesから"chat.write"を選択
サイドバーから"Install App"を選択し"Install to Workspace"をクリック
"許可する"をクリック
サイドバーから"Basic Information"を選択し「Client ID」「Client Secret」をコピーしておく

ここでmakeに戻ります。

二つ目のモジュールを削除し、三つのモジュールが繋がった状態にする
Slackモジュールの設定から、connectionの"Add"をクリックし、
左下の"Show advanced setting"をクリック
コネクション名(任意)・Client ID・Client Secret(先ほどコピーしたもの)を入力し"Save"
"OK"をクリックして保存

4, OpenAI(ChatGPT)の認証情報を設定する

ChatGPTとmakeを接続します。
以下のnoteに従って、connectionを設定してください。

5, 実行してみる

各設定が完了したら、最後に実行してみましょう。
Run onceというボタンを押して、テストができます。
テストして問題なければ、"Run once"の下の、"Scheduling"をONにして、常に動作するようにしておきましょう!

"Run once"をクリック

まとめ

今回は日程調整を自動化する方法をご紹介しました。
makeはカスタマイズの自由度がとても高く、今回のSlackの部分をLINEなどに変えたりすることも可能です。

ご要望が多ければカスタマイズの解説も加筆するので、是非いいねとコメントしていただけますと幸いです!

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