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平日の午後をモノクロームにしてみるのも悪くないかも知れません>Nikon Z 50

平日午後の公園。

と書くと優雅に聞こえますが、本日は最高気温30度。
暑かったですね。


さて、今回はモノクローム前提での撮影。
RAW撮影なのであまり関係ないのですが、最初からモノクロームを意識するのかそうでないかで違いがあるのでは?なんて思ったもので。

デジタル処理してしまうので、なんとでもなると言えばなんとでもなる。
それでも、モノクロームで表現したいイメージは持っていないと処理もできません。

EVFは撮影設定を反映させない仕様にしていますので、疑似OVF。
見えている景色を脳内変換。


階段(RAW撮影 Adobe Lightroom Classicで調整)
Nikon Z 50+NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR
f/5.3 SS1/40 36mm ISO100

黒の濃淡で表現されるので、コントラストが強めなシーンが良いのかも知れません。
誌面で使う写真もカラーページと単色ページでは補正の仕方が違います。後調整なのか撮影時に合わせておくのかの違いです。

なんて書くのは簡単ですが・・・
撮れた写真はなんか違いますね。


テニスコート(RAW撮影 Adobe Lightroom Classicで調整)
Nikon Z 50+NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR
f/5.3 SS1/80 36mm ISO100

テニスコートの金網。
入口がきちんと閉じていません。

陽が当たって、金網がギラッとしているところと、光の強さでぼわっと白っぽくなっている部分の共演ができたらなぁと。
雰囲気はそこそこ狙い通りでした。

んでも、だから何だ?ってカットですね。


球のオブジェ(RAW撮影 Adobe Lightroom Classicで調整)
Nikon Z 50+NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR
f/5.3 SS1/320 36mm ISO100

ギラギラした銀色の門があります。
そこに、これまたギラギラした球がぶら下がっています。
鏡のように反射する素材なので、あっちにもこっちにも映り込んでいます。

このようなシーンはモノクロームが合うように感じます。
というかモノクローム用の被写体ですね。


あの日の地図(RAW撮影 Adobe Lightroom Classicで調整)
Nikon Z 50+NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR
f/5.6 SS1/320 25mm ISO100

科学万博の跡地に整備された公園なので、当時を今に伝えるものもあります。
ギラギラの門の下にあるので、あらゆる方向から光が飛んできます。

石のフロアに地図がプリントされているのですが、これが割れている箇所があり、いい味出しています。
破損が経年なのか故意なのかはわかりません。
下手に色の情報が無い分、想像の余地が残されていると思います。

地図のようなグラフィックは基本的に配慮された色使いです。
仮に単色になっても役目を果たせるように。
なので、モノクロームで撮影してもなんら変わりがない被写体ですね。
むしろ、モノクロームで役目を果たせない地図はアウトです。

写真のことではありませんが、今では特定の色や濃淡が判別しにくい方に配慮した配色が求められます。
そして、その究極がモノクロだと思います。

そう言えば確か赤色が判別しにくい方向けの信号があったような。
赤信号の真ん中に「バツ印(だったと思う)」が見える作りになっていて、赤が見えなくても「止まれ」って意味が伝わる仕組み。


午後のベンチ(RAW撮影 Adobe Lightroom Classicで調整)
Nikon Z 50+NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR
f/5.3 SS1/160 36mm ISO100

話がそれました・・・

広場に面したベンチを木漏れ日が照らしています。
塗装の剥がれ具合やフレームの錆浮き。
遠くには、、、ここでもパークゴルフを楽しむ方々が。
流行っているのでしょうか?

これはもっと影の活かし方を考えないと。
ベンチと影が一体化してしまっているようで、いまいちベンチが出ていませんね。
もう1、2歩前に出てベンチの左右を切って、背もたれをメインに撮ればよかったのかも。


イチョウ(RAW撮影 Adobe Lightroom Classicで調整)
Nikon Z 50+NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR
f/5.3 SS1/400 36mm ISO100

イチョウ。
初夏ですから葉は緑色です。

葉の元気良さというか、新鮮な感じから色がなくても判断できるかも知れませんが、モノクロームだと一見何色の葉かわかりませんね。
植物を知っている方が見れば一目瞭然なのでしょう。

色の情報が無いから色々考える事ができるのも、モノクローム写真の魅力なのかも知れません。

そして、限られた色でどう表現するのか。
カラーとモノクロームそれぞれに適した撮り方。


柵(RAW撮影 Adobe Lightroom Classicで調整)
Nikon Z 50+NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR
f/9 SS1/80 36mm ISO100

陽射しが強くて、眼が痛くなるような柵。
これはモノクロームに丁度良いのでは?と。

用水路の柵なので、両岸にあります。
横から撮るか、やや見下ろすようにして奥の柵も入れるか。
悩んでこれ。

モノクロームが活きる場面の感じが掴めたという1枚。
この先どう昇華させていくかは、精進あるのみですね。


軌道(RAW撮影 Adobe Lightroom Classicで調整)
Nikon Z 50+NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR
f/9 SS1/250 36mm ISO100

なにか発射されたのでしょうか。
気になったので収めておきました。


なんとなくね、モノクロームカッコいい!くらいの気持ちでしかなかったのです。
しかし、こうして向き合って撮影してみると、なんでもかんでもモノクロームにすれば良いわけではないようですね。
そりゃぁカラーだって同じですが。

もっと活かすにはどう撮ったら良いか。

noteに書くのは独り品評会の延長みたいなものです。

都度振り返りながら、次どうしようかなどと考えることもまた楽しみであります。
たまにはこうして全編通してモノクローム撮影にしてみるのも良いかも知れませんね。



ここで撮影(RAW撮影 Adobe Lightroom Classicで調整)
Nikon Z 50+NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR
f/5.3 SS1/200 36mm ISO100

今回撮影したのは、茨城県つくば市の科学万博記念公園。

科学万博は1985年。
もうね、40年も前の話ですよ。
飛び出る映像を初めて見て驚いた記憶くらいしかありません。。。


んーー。
こうしてリンク張ってみると、WEBページを作る時、descriptionにもっと気を使わないといけないなって再認識しますね。


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