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【No.178】絶対的幸福と相対的幸福について(その他)

絶対的幸福と相対的幸福について

「絶対的幸福」とは他者と比較しないで自分だけが認識する普遍的な幸福の事です。
それに対して「相対的幸福」とは他者と比較した上で自分が優れているという優越感による幸福の事です。

結論から言うと「真の幸福」とはどんな状況下でも揺るぎなく普遍的な「絶対的幸福」であると言えると思います。
「絶対的幸福」は例で言えば
「健康」、「社会的つながり」、「仕事や生計」、「自己成長」、「余暇や趣味」
などが挙げられます。

「絶対的幸福」の多くは無形で内在的な幸福である事に対して
「相対的幸福」の多くは有形で物質的であったり、他者との比較によって生じる感覚です。

以前、私は娘と「空を飛ぶ夢」の話をした事があります。
夢の中で空を飛ぶ事は多少怖いと思うものの、非常に気持ちが良いものです。
私の娘が空を飛べる事を他の皆に自慢して、優越感に浸って幸せを感じていた事に対して、
私は優越感に浸る事がなく、私自身が空を飛べる事を純粋に楽しんでいました。
この場合、私が「絶対的幸福」で娘が「相対的幸福」になります。

私が勤務する商業ビルに何軒か病院(クリニック)がテナントで入っていますが、そのうちの1つのクリニックの医師がベントレーやベンツといった高級車を何台も所有しています。
また、その方はその事を自慢し、収入の少ない人と比較してマウントをとって満足しているようです。

高価な物を所有して、それによって満足感を得るのは「相対的幸福」になります。
相対的幸福は、比較する相手がさらに高価で多くの物を所有すれば、自分もさらに高価で多くの物を所有しなければならず、満足する事が留まる所を知りません。

私に関して言えば「相対的幸福」の考え方が全く無いかと言えば、私も人間である以上、勿論あります(No.155で「エタ・非人効果について」に記載あり)。
ただし、「絶対的幸福」の考え方の比重の方が大きいと思います。

私は所有する物に、ブランド価値よりも機能を重視します。
腕時計は過去に「オメガ」を持っていましたが、今はCASIOのLINEAGEを長年愛用しています。
この腕時計はソーラ充電、電波時計、アラーム、タイマー、ストップウォッチ、文字盤照明と
機能が万載で本体は軽量のチタン合金で出来ています。
それでも購入価格は2万円ほどです。

現代は昔に比べて生活用品等、物質上での貧富の差は減っていると思います。
スマホ、パソコン、生活必需品等は裕福な人でも、そうで無い人でも所有しており値段も手に入らないほど高価ではありません。

みなさんも「相対的幸福」から「真の幸福」である「絶対的幸福」にシフトするよう心がけてみませんか?
そうすれば普遍的な幸福が手に入ると思います。

それでは、また。

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