見出し画像

サドル前傾角あのスカスカ感て?

こんにちは、最近外でご飯を食べようとすると、暑くて落ち着いて食べれないので、毎回テントを出している宮澤崇史です。

先日サドルがメーカーによって、自分に合う合わないを投稿しました。自転車に乗る上で最も重要な場所の一つと考えているのは、骨盤の動きに直接関係してくるからですね。

自分に合うサドルが見つかった所で、次はセッティングへと入っていきます。サドル高も大事ですが、先ずはサドルの前傾角を設定していきます。今回はGebiomized AREA 155mmを使います。そう、フルーム選手がジロで大逃げをした時に使っていたあのサドルメーカーです。

手順です。LEOMO Type-Sのセンサーの1つをサドル下につける→150W~300Wまで1分毎/50Wづつ上げていく→1°づつサドル角を下げる→1°につき0.5mmサドルを上げる

画像4

下の写真Torso Angleがサドルの前傾角になります。8.3°はたまたま現状が8.3°だっただけです。なのでそこを元に1°づつ変化させます。

画像1

なぜTorso Angleに出るかと言うと、コアにつけるセンサーをサドルにつけているので、前傾角がわかると言うわけです。

画像2

結果をみてみましょう。

画像3

全体をみると、6.3°がどのパワー域をみても良い数値を出してますね。5.3°から動きの差が急に悪くなっていることもよくわかります。コンマ何°の違いですが、実際走ってみると印象は大きく変わります。

Pelvic Rotationとは

画像5

選手時代、サドルを前下がりにすると腹筋が抜けるような、足がスカスカした状態になる事から、あまり前下がりが好きではありませんでした。今回Pelvic Rockが5.3°にした途端動きが大きくなり、150Wから300Wまで他の角度とは大きく差が出ることとなりました。もしかするとこんな動きの安定の無さがスカスカ感に繋がっていたのかもしれません。

Pelvic Rockとは

画像6

先ずは今日のベストである、6.3°で外を走ってみます。そして今までとどう変化したかを確認してみようと思います。やることは難しくなく、いつもタイムトライアルしているような山や(僕はしてないけど、一定走で登ってみます)平坦でも計測できますね。以前のデータと見比べてみると変化がわかりやすく見えると思います。

7.3°も決して大きく外しているわけではないので、この後違和感を感じた時は0.5°づつ戻してみる事もありだと思います。と言うわけで、サドル前傾角のテストでした。

皆さんもType-Sで自分を知ってみてはいかがでしょうか。

おまけ

150Wはパワーが低く、サドル中央に乗っている割合が多いので、サドル鼻先が上がり、角度が上がっていますね。逆にパワーを上げていくと、サドルに体重をあまり乗せなくなるので、設定角になり、300Wになるとサドル先端に座り位置が変わり、サドルの先端が下がっている事がわかります。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?