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『リメンバー・ミー』を観て思い出す認知症の祖母への気持ち

最近泣いたこと。

最近泣いたことというよりは、いつ観ても泣いてしまうものの話になるが、
『リメンバー・ミー』はいつ観ても泣いてしまう。

『リメンバー・ミー』のあらすじ

ミュージシャンを夢見るギターの天才少年ミゲル。だが、彼の一族は代々、音楽を禁じられていた。ある日、ミゲルは先祖たちが暮らす“死者の国”に迷い込んでしまった。日の出までに元の世界に戻らないと、ミゲルの体は消えてしまう!そんな彼に手を差し伸べたのは、陽気だけど孤独なガイコツ、ヘクター。やがて二人がたどり着く、ミゲルの一族の驚くべき“秘密”とは?すべての謎を解く鍵は、伝説の歌手が遺した名曲“リメンバー・ミー”に隠されていた…。

https://www.disney.co.jp/movie/remember-me



私はママ・ココの顔を見ただけで泣きそうになる。


『リメンバー・ミー』が伝えたいことは、「たとえ死んで見えなくなってしまっても、あなたを覚えてくれている人たちがいる限り、その人たちの心の中であなたは生き続けるよ」だと個人的には解釈している。

私は、亡くなってしまった大切な人たちにそう伝えたい。
「『死んでしまったかもしれないけど、私の心の中にあなたは今もいるよ。忘れてないよ。』と伝えられたらな。」と思う。

あと、ママ・ココを観ていて思うのが、
「もし、死後の世界があるなら、認知症で思い出が頭から消えてしまった人たちの記憶を戻してほしい」ということだ。

スピリチュアルなことはよく分からないが、生前認知症だった人たちも、幽霊になったとき、自分の大切な人たちのそばに行き、「元気にしているかな?」「自分が死んで悲しんでないかな?」そう思える世界であることを願う。

幼少期誰よりも私を可愛がってくれた、私の祖母は認知症で、もう誰のことも分からない。話しかけると、一応返事はしてくれるが、思い出話はもうできない。
だからこそ強くそう思うのかもしれない。


『リメンバー・ミー』から感じる
「たとえあなたが死んで見えなくなってしまっても、あなたを覚えている私たちがいる限り、私たちの心の中であなたは生き続けるよ」というメッセージ。

これは、大切な人が認知症にかかってしまった私たちは、
「たとえ今のあなたの世界から、私の存在やあなたの過去が消えてしまっても、私があなたを覚えている限り、あなたの過去やあなたとの思い出は、私たちの心の中で生き続けるよ。」と捉えてもいいのかもしれない。



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