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親離れと子離れ

皆さんこんにちは
子育てをテーマに執筆しています。ライターの”はろるど”です。

僕には2歳と5歳の娘がいます。
3歳までは保育園は使わず自宅で愛情をたっぷり注いで育てる!
という夫婦の共通目標を継続してはや5年。


まさに今日、娘たちの成長を感じるとともに
親離れ子離れについて感じるものがありました。

この記事は子育てに奮闘中の”ママ”や”パパ”に向けて力を込めて、心を込めて作った記事です。最後までお読みいただけたら嬉しいです。



育児の苦悩


僕は男で、会社に勤めてます。
冒頭の通り、長女も次女も保育園に預けた経験はなく、自宅で愛情たっぷりに甘やかして育児しています。

なぜ、保育園に預ける必要がないかといえば、”妻が専業で子どもを見てくれているから”です。実はこれ、並大抵の覚悟では務まらないし、相当な気力と労力が必要になります。

24時間365日、しゃべることもできずただ泣きわめく子どもと過ごすことは、耐えがたい時間です。
そんなつらい思いをしてまで、自宅で育児してくれている妻には感謝の気持ちでいっぱいです。

もう一つ、理由があります。
それは、私の仕事が特殊な勤務形態で月に12日しか仕事がないということ。

そんなの嘘だ!と思うかもしれませんが、本当です(笑)

信じられないくらい仕事がありませんが、
それと同時に、信じられないくらい子どもと過ごしてきたんです

正直言ってよほどのことがない限り、会社に勤めながら、ここまで育児をしてきた男性は他にいないと思っています。これは絶対的な自信があります。


もうほとんど、世のお母さま方と対等に会話できるくらいの経験値は得ているとは思います。(失礼だったらごめんなさい🙇)



子育てに幸せを感じる瞬間


自分の子どもはかわいいし、なんでもやってあげたくなってしまいます。
でも現実はいいことばかりではありませんよね。

寝てほしいなって思って、ミルクをあげたり、抱っこしたり、歩いてあげたり、トントンしてあげても、泣き叫ぶわが子。

「絵本読みながら気付けば寝てた」

それ、絵本の中の作り話ですよね?
なんて、聞きたくなるくらい想像していたものとは違いました。

僕は長女が1歳くらいのころ、昼寝をさせてあげたくて抱っこを始めたら、泣き叫んで寝ないので5時間ずっと抱っこしなければならなかった経験があります。

それくらい大変な寝かしつけですが、
寝付いた時の子どもの寝顔はもう最高です!!
(いろんな意味が込められていますが)


あの小さな手、少し空いた口、ぷっくりとした頬。
一歩引いてみた時のあのサイズ感!!!本当に本当にいとおしい!!

夜はとなりで眠る、小さいわが子をそっと抱きしめて
「大好きだよ、生まれてきてくれてありがとう」
と伝える瞬間が、とても幸せを感じられる時間です。



きっかけは長女の一言


5時間耐久抱っこした長女も今年で5歳。
先日年中さんで2学期の修了式を終えた長女を見ながら

「幼稚園ももう半分以上過ぎてしまったんだね」

妻とはそんな話をしています。
いつも4人でベッドに雑魚寝をしているのですが、最近長女の様子が少し変わってきました。

「ゆいちゃんねー、一人で寝たい」

そんな他愛もない長女の希望を半ばうわの空で聞いていました。
から返事しながら、SPY×FAMILYのアーニャの影響でも受けたのかな?

そんな風に思って、あまり深くは考えていませんでした。


運命的な一通のLINE


小学生の時から付き合いのある友人からLINEが突然送られてきました。

「2段ベッドを処分しようと思うんだけど、必要だったらあげるよ」

久々に連絡がきたなと思ったら、意外な連絡でした。
妻と相談して、長女も気に入るだろうしありがたく受け取りに行きました。


いただいたのはIKEAの2段ベッド。
ベッドで寝てるとギシギシうるさいから処分したかったそうです。
IKEA商品、特にベッドなんかは電動工具でやらないとねじが緩んじゃうんですよね。

DIY大好きな僕の腕の見せ所です!(笑)
電動工具の扱いはお手の物。
妻と一緒に組み立てて、2時間かからず完成させちゃいました^^

子供たちはとっても嬉しかったようで、大はしゃぎでした。
僕たちも完成した2段ベッドを見て達成感に浸っていましたが、

早速ニトリへ布団とシーツを買いに行って、
ピンク色のお気に入りのシーツを買ってあげました。



人生における子どもとの時間



「今日はこのベッドで寝るからね!!」

多分に漏れず長女が声高らかに宣言しました。
次女もつられてベッドで寝ると言っています。


いいよいいよー^^
なんて言いながらも心の中では


どうせ寝始めたらさみしくなって寝室に来るんだろうな」
そんな風に思っていました。


でも実際は違いました。驚いたことに
子どもたちだけで本当に寝てしまったんです。
今もすやすや、一度も起きることもなく寝ています。


「あれ?俺の幸せな時間はどうなるんだ??」



突然、急に目が覚めたような錯覚を起こしました。
もしも、このまま明日も明後日も子供部屋で寝るようになったら


子どもたちがいない静かな寝室で寝なければならないし、
ぎゅーっと優しく抱きしめたり、小さい指を握りしめたり、
「大好きだよ、生まれてきてくれてありがとう」
そんな声をかけることもできなくなってしまうんだ。

そんな当たり前の事実に直面したことに気づいてから、
もう涙が止まりませんでした。



僕から伝えたいこと


今この記事を読んでくれている”ママ”や”パパ”の中にも
かつての僕のように

腰が壊れるまで抱っこを続けたり
1時間ごとの夜泣きで心も体もボロボロになったり
真っ暗な寝室を歩き回って、ベッドに置いた瞬間に泣き始めたり
大好きなはずのわが子を放り投げたいくらい憎くなる泣き声をききながら


今も一生懸命、頑張って育児をしている”ママ”や”パパ”がいると思います。

「子育てなんてもううんざりだ」
「一体、いつまでこんな生活が続くんだ」

そんな考えを持つのはあなただけではありません。
むしろ、そうなるくらいまで一生懸命に育児をやっているんですよね。

僕も同じように考えていました。
今日も変わらず、子どもたちのうなる声を聞きながら眠り、
朝は早くから「あそぼ」といって起こされるのだろうと。

振り返れば、昨日のことのように思えた寝かしつけや家族の時間が、
こんなにもあっさりと、無くなっていくのだということに気づきませんでした。


来年は年長さんでランドセルも買いに行かなければならないし、
次女もプレ幼稚園に行き始める。
こうやってどんどん、親元から離れていく時期が必ず、嫌でもやってきます。


だからって、よくある育児本やコラムのように

”人生において、子どもたちと一緒に過ごせる時間はとても少ない。
だから子供との時間を大事にしましょう”

なんて、まるで他人事のようなことは言いません。
でも、誰にでもきっと、育児の中で幸せを感じる瞬間ってあると思うんです。その幸せな瞬間だけは今のうちに、たっぷりと噛みしめておいてください。


”今日はなんだか心に余裕があるな”
”少し冷静に子供と向き合えてるな”

もし、そんな日があったとしたら、その時はかわいい我が子に優しく

「大好きだよ、生まれてきてくれてありがとう」

そう伝えてあげてください。
辛かった育児のことを、笑って話せる日は必ずやってきます。
子どもは大切にされたことをいつまでも覚えてくれています。
子どもの成長を感じて涙が止まらなくなったら、あなたの育児は報われた証拠です。


最後まで読んでいただきありがとうございました。



はろるど






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