見出し画像

誰も悪くないのにね

深く深く考えて
生きているような人が

とんでもなくくだらない事を
本気でやっているところが
いっちばん好き

例えば星野源さん

彼はたぶん
私には想像できないくらい
色んな経験をしているし
色んなことを考えて生きているはずなのに

拍子抜けするほど
どーでもいいし
くだらない事を
思いっきりバーンと
やってしまう人だなって思ってて

そういう事をもし
本当にくだらないことしか
考えてないような人がやっていたら
たいして心に響くことではないかもだけど

星野源という人物がそれをやる
ということには
すごい魅力があって
感動的ですらある

ああ
バカみたいにふざけられるって
最高だなあって
思うんだよね

私もそうなりたいなあって

思うんだよね

この間
他大学の先輩と偶々あって

ほぼ初対面なのに
本当に色んな内面のことを
深く深く語り合うことができて

ちょっとだけだけど
自分への理解が深まったなって
思ったことがあった

まずはさっき書いたように
深いところまで
考え抜いた人の手で繰り広げられる
めちゃくちゃどうでもいいことが
本当に大好きだということ、

自分が就職することに
抵抗を覚えるのは
そういうどうでもよさを
求めているからだということ、

自分には今
やりたいことがたっくさんあるけど

全部やりきれなくても
それを通して
最終的になりたいものは何かを
見つけることができれば

なんとなく
優先順位がついて
ベストな道が見つかるんじゃないか
ということ、

自己啓発系の本よりも
小説が好きなのは

直接的に伝えられる深い言葉より
物語を通じて
じわーと伝わってくる
複雑なものを見せられることが
何倍も感動するものだと
思うからだということ…

とにかく

私がいつも考えている
深過ぎて言葉にしにくいことを
努力して
言葉にすることの意義を

その先輩に出会って
強く強く感じたのだ

道端で偶々会っただけの人だから
まだ信頼関係がちゃんとあるわけじゃないし
親には宗教勧誘されるんじゃないかって心配されたけど

私にとっては
どんなに一緒に過ごしてる友達でも

自分がいつも考えてることを
なんにも吐き出せずに
表面的な話をしてるだけより

ずっと幸せだった

今まで考えを言葉にする
能力がなかったのもあるけど

考えを口に出す環境が
ほとんどなかったのも
ショックだったし

今振り返ると
本当に辛かったよなって思う

こんなに
周りと話題がずれてると
毎日少しずつ積み重なって
大きなストレスにもなる

どうやって生きていこうかなって
なるよねやっぱり

あーあ

誰も悪くないのにね

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?