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東京マルイ ガスガン ハイキャパシリーズ

こんにちは、今回は東京マルイガスブローバック、ハイキャパシリーズについて考察していこうと思います。シリーズ自体、登場から20年が経過しそうなので、ここで1度ラインナップと各種レビューを纏めようと思います。

初めに言っておきますが、これは趣味です。完全に好みだけで選んでいただいて良いと思います。またしても「沼にハマった側」の意見となりますので、サバゲーでの使用上の注意点や長期的に使用した場合どうなるのか、カスタムの伸び代はあるのかとかと言った内容になります。
基本的に論点が「サバゲーで使えるかどうか」になります。

このシリーズは全て(ガスガンは)HOP調整のためにスライドを分解する必要があります。

ハイキャパシリーズは18歳以上モデルだけではないため、それ以外のモデルは最後にご紹介します。

ガバメント1911シリーズのまとめはこちらです↓

グロックシリーズのまとめはこちらです↓


この記事の目的

●各モデルの特徴を一覧できるようにする
●各モデルのメリットデメリットを一覧できるようにする
●カスタムやオススメのパーツメーカーを纏める


旧型エンジン搭載機種

ハイキャパ 4.3

スライドの長さが4.3インチのモデルです。5.1モデルはマイナーチェンジを繰り返している一方で、頑なに旧型エンジンを貫き続けています。デザートウォーリア、フォリッジウォーリアには色違いですがこのモデルと同一のスライドが乗っています。
フロントサイト(リアサイトは調整不可)が調整可能で、フロントサイトにはホワイトドットが追加され視認性も上がっています。ですが暗闇で発光しません。
社外品でサイトが多数販売されていますので、お好みで交換可能です。
アンダーレイルが標準で掘られているのも良いポイントです。スライドも前方にコッキングセレーションが追加されていたり、5.1よりもタクティカルアドバンテージが高そうな外観、サイズ感は4.3の方が短くて好みです。

マガジンも若干短く、装弾数は5.1より少ない28発ですが、27発にした方が給弾不良が起こりにくいです。ホルスターは予め合うものを探した方が良いです。
こちらはノッチ削れ対策が施されていません。射撃中にホールドオープンした際に、リリースレバーを使用しまくるとスライドが削れていきます。

サムセーフティが左側にしか付いていないため、左利きに優しくないかも。5.1モデルに比べて社外パーツの量が少なめな印象です。
動作に関しては、旧型エンジンのため後発のピストン径が大きい物よりも冷えに弱いです。HFC134aガスかノンフロンで動作させるので、ロングマガジンか5.1の若干長いマガジンを使った方が良いと思います。

ハイキャパカスタム デュアルステンレス 4.3

ハイキャパ4.3の各所にシルバーメッキを施したモデルです。内部作動スペック的にはハイキャパ4.3と全く同じですが、スライド表面にヘアライン加工が施されていたり、只のシルバーメッキではありません。
メッキゆえに、使用し続けると禿げてしまいます。金属部分も一部シルバーなため、個々に部品を取り寄せて交換して楽しむことができます。

こちらはノッチ削れ対策が施されていません。射撃中にホールドオープンした際に、リリースレバーを使用しまくるとスライドが削れていきます。

動作に関しては、旧型エンジンのため後発のピストン径が大きい物よりも冷えに弱いです。HFC134aガスかノンフロンで動作させるので、ロングマガジンか5.1の若干長いマガジンを使った方が良いと思います。


ハイキャパ エクストリーム 4.3

このモデルはあまり気にしなくて良いと思います。というのも、このモデルはフルオートオンリーだからです。インドアでは使えない、セミオートのゲームでは使えない、使用用途が制限されがちです。

正直言って、このモデルは部品取り用としてかなり優秀だと思います。スライドの造形が好きな方も多く、フルオート用を想定しているためショートストロークになっています。これをノーマルの4.3に差し替えると、セミオートでの作動性と耐久性がアップします。ただしスライドストップは掛からなくなります。(内部パーツを4.3のフルストロークの物に交換すればスライドストップはかかります)標準で5.1の長いマガジンが装備されています。

ハイキャパ 5.1 ブラックとシルバーモデル

ベーシックオブベーシックなモデルです。4.3との主な違いは
●装弾数31発ですが、30発にした方が給弾不良が起こりにくいです。
●サムセーフティが両側にあります。
●アンダーレイルが箱出しでは付いていません、箱に別パーツがあるので自力で取り付けが必要です。
●フロントサイトは発光しないホワイトドット、リアは上下左右調整可能です。社外パーツが無数にありますのでお好みで交換可能です。
●内部作動スペック的にはハイキャパ4.3と全く同じです。
●ブラック、シルバー共に色違いなだけで性能は同じです。

こちらはノッチ削れ対策が施されていません。射撃中にホールドオープンした際に、リリースレバーを使用しまくるとスライドが削れていきます。

このモデルはおそらく国内で1番カスタムパーツが多いガスガンです。

動作に関しては、旧型エンジンのため後発のピストン径が大きい物よりも冷えに弱いです。HFC134aガスかノンフロンで動作させるので、ロングマガジンか5.1の若干長いマガジンを使った方が良いと思います。


ハイキャパ 5.1 ゴールドマッチ

特に限定商品ではありませんが、適正価格が変動しがちです。ご購入の際はご注意ください。
メーカー希望小売価格 19,800円(税抜)です。

かつてハイキャパ マッチカスタムという限定商品があったのですが、それの流れを汲んでいるモデルです。ハイキャパ5.1の操作性や作動性を向上させています。スライドが肉抜きされている分、動きが若干良いようです。

ノーマル5.1との主な違いは
●フレームにアンダーレイルが標準装備、若干長い。
●スライドストップが延長されている。
●スライドが肉抜きされている。
●フロントサイトは赤い集光アクリル、リアは上下左右調整可能です。社外パーツが無数にありますのでお好みで交換可能です。
ノッチ削れ対策がされているのでスライドが削れません。
●内部作動スペック的にはハイキャパ4.3と全く同じです。

装弾数31発ですが、30発にした方が給弾不良が起こりにくいです。ホルスターは予め合うものを探した方が良いです。

私個人的には、旧型エンジンで1番オススメです。各パーツの操作性が向上しており、社外品も豊富だからです。箱出しどノーマルをロングマガジンで運用するだけで十分だと思います。あとは色と造形が好みかどうかでしょう。


新型エンジン搭載機種

旧型と比べて作動性が若干向上しています。ピストンの径が大きくなっています。ノッチ削れ対策がされているのでスライドが削れません。

ハイキャパ D.O.R (ホワイトモデルもあります)

ホワイトの価格が少し高いです。製造時に塗装等の追加工程がある分、価格が上がっています。

進化したはずなんですが、いまいち人気が無い気がします。

最大の要因は、純正パーツの互換性や社外パーツが無さすぎる点が、作動性向上のメリットよりも深刻だったからだと思います。特にシューティングマッチ用のカスタムを施したい場合、社外パーツの数が圧倒的に旧型の5.1の方が多いからです。作動性に関しても、社外パーツで解決できてしまう事も要因の一つかもしれません。

ブラック、ホワイト共に色違いなだけで性能は同じです。

東京マルイ マイクロプロサイトが乗せられるようになっていますが、なんか・・・思ってたのと違う見た目になってしまいます。後ろにめっちゃ出っぱります。

個人的な意見ですが、旧型エンジンのハイキャパ純正パーツとの互換性がそこまでなかったり、劇的に動作が良くなったわけでもなく、なんか進化しきれなかった感があります。箱出しノーマルで何もカスタムしないのであればオススメです。


ロングマガジンについて

現在ではブラックの50連が販売されています。
メーカー希望小売価格は3,980円です。

装弾数よりも、ガスのタンク容量が増えることの方が重要で、28発や25発で運用すると安定した動作を持続させることができます。

私はガスガンであれば、モデルに関わらずロングマガジンが販売されているのであれば、ロングマガジンで運用した方が良いと思っています。


もしノーマルでサバゲーするなら

これは完全に私の趣味趣向の話になります。

ゴールドマッチとロングマガジン

この組み合わせで、装弾数を28〜25発で運用します。付属のマガジンは非常用のバックアップにします。

D.O.Rとロングマガジン

この組み合わせで、装弾数を28〜25発で運用します。付属のマガジンは非常用のバックアップにします。


もしカスタムしてサバゲーするなら

これは少し沼にハマった意見が強めです。

旧型エンジンモデルは軽量ブリーチとショートストローク化

ブローバックエンジンが亜鉛ダイキャストでできているため重いです。軽量な素材(アルミや樹脂)で作られた物に変えるだけで作動が軽快になります。
ハイキャパエクストリームのようにスライドストップは掛からなくて良いから、給弾できる分だけスライドが動けば良いと考えているのであれば、ショートストロークカスタムをするか、エクストリームのスライド一式に乗せ替えます。

カスタムできるなら4.3が良い

上記のカスタムを施せるなら、全長が短い4.3がオススメです。そこから純正パーツや社外パーツで外装をお好みに変更することができるからです。


国内のパーツメーカー

ライラクス

日本で1番メジャーなメーカーさんです。ハイキャパ以外にもたくさんのパーツが開発され、販売されています。
ハイキャパに関しても、タクティカルなのか、マッチなのか、お好みで選べるくらいの数のパーツがあります。
上記の軽量ブリーチ、ショートストロークのパーツも販売されています。

フリーダムアート

こちらも負けず劣らず、特にハンドガンのマッチカスタムに重きを置いているメーカーさんです。外装パーツから内部の精度向上パーツまで、特に命中精度に拘ったカスタムが得意な印象です。


海外のパーツメーカー

GUARDER

GUARDER(ガーダー)は海外で有名なパーツメーカーです。東京マルイガスハンドガンのパーツを多く取り揃えています。軽量ブリーチ等のカスタムパーツもありますが、予備パーツ・代替品のメーカーさんな印象です。こちらはWebサイトが見つかりませんが、Amazonやエアガンショップで販売されています。

COWCOW

COWCOW(カウカウ?)も同じく海外で有名なパーツメーカーです。東京マルイガスハンドガンのパーツを多く取り揃えています。カスタムパーツもありますが、予備パーツ・代替品のメーカーさんな印象です。こちらはWebサイトが見つかりませんが、Amazonやエアガンショップで販売されています。


他のハイキャパシリーズ

ハイキャパ5.1R

対象年齢14歳以上のガスブローバックモデルです。18歳以上モデルとの違いは
●インナーバレルが無くなった?なんか樹脂のバレルのような何かが付いてます
●グリップのネジが青い
●リアサイトが樹脂製
●トリガーの形状が違う

まず年齢設定が微妙です。10歳以上ではないんだ・・・
18歳以上モデルからとにかく初速を落とそうとしたからなのか、インナーバレルが無くなりました。チャンバーの根本から発射してます。

初速以外は基本的に18歳以上モデルなので、外装カスタムしやすいです。
また、純正で樹脂製リアサイトやトリガーを取り寄せて交換することができます。


ハイキャパE

こちらは対象年齢18歳以上の電動ハンドガンになりますので、ガスガンとの互換性はありません。メリットとしては、冬でも撃てることと、ハンマーでセミ、フルの切り替えができて、100発のロングマガジンが販売されています。

「なにそれ最高じゃん」と思いますが、私はこのモデルは追加のカスタムが必須で、なおかつ壊れやすいという認識です。また、ガスが必要ない代わりにバッテリーと充電器が必要です。バッテリーのサイズが小さいため、やはり予備を2,3本持っていた方が良いです。

●純正バッテリーが非力
トリガーを引いてから弾が出るまでに0.2秒近くかかります。なので高確率で相手に躱されてしまうので、リポバッテリー化してトリガーレスポンスを上げた方が良いです。

●壊れやすい
ギア周りがとても脆いというか、1万発前後でギアが摩耗するか、接点(スイッチ)が焼損して撃てなくなります。こればかりは社外品がないため、メーカー修理か買い替えになります。純正のギアやスイッチが個別で入手できれば、弄れる方であれば自分で修理です。


ハイキャパ5.1 電動ブローバックフルオート(シルバーもあります)

ハイキャパ4.3 電動ブローバックフルオート

これはもう紹介しません。
対象年齢10歳以上の電動ハンドガンです。
グリップ内に単4アルカリ乾電池を4本入れます。
そうすると撃てます。
トリガーガードの上にあるスイッチを切り替えてセミ、フルの切り替えができます。

弾が出るのに1秒くらい掛かります。
壊れたらおしまいです。

以上です。


最後に

ハイキャパシリーズは良いガスガンです。新型エンジンも悪いものでは決してありません。商品の歴史も長いので、社外品のカスタムパーツもかなり多いです。メーカーさんとユーザーさん、パーツメーカーさんがみんなで改良して育てている銃でもあります。

サバゲーで使う場合でお話しすると確かに新商品や後発のグロックやSIGと比べると性能面で劣るような内容が多いのですが、ケアできる方法もちゃんと存在しています。また、エアガンの用途はサバゲーだけではありません。シューティングマッチでもハイキャパは長年高い評価を得ています。それゆえユーザーさんを沼に嵌めたりと言ったように、この道に誘ってくれる大切な商品のひとつだと思います。

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