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恥ずかしいことは恥ずべきこと?

アメリカに20年以上いた、という事実を伝えると
ほぼ全員の日本人が「あぁ、じゃぁ、もう英語ペラペラだね〜。」
と返してくる。

英語、話せていいね〜、なのか。
住んでいたんだから話せて当然でしょ?なのか。
アメリカ生活どうだった?なのか。

正直に申しましょう。
私は全く英語ができない状態で渡米いたしました、ハイ。
アメリカはおろか海外旅行は新婚旅行で行った
ニュージーランド一回だけ。

さらに無謀にも渡米半年後にお試しでTOEICを受験。
受験会場の大学に行くにも当時Gマップなんて便利なものは無く、
やっとの思いでついた会場教室はエアコンも無いボロ教室。
試験について話す教授様の説明も超絶早口で何も分からず、
窓全開でテープ音声のリスニング中、
上空を空港に向かう旅客機が何機もゴーゴー通過してた。
返ってきたスコアはなんと、365点!!!

あ〜あ、こんなもんかよ〜、とますます英語を人前で話すのが嫌になった。
ヘタクソな英語、恥ずかしいなあ〜、と。

それを日系人おばあちゃん(彼女は日系人強制収容所の経験者)に言ったら「Great job! Good challenge!! だってあなた、まだ日本から来たばかりでしょう(ここだけなぜか日本語)? There's nothing to be ashamed of.」と言われた。

新しい場所、知らない習慣、初めて触れる文化において、人は失敗したり、間違えたり、誤解を招いたり、ダメだったり、思っていたのと違う事をやらかす事がうんざりする程多々ある。特にそれが人前だったりすると「恥ずかしい〜!」と勝手に思い込んで「もう、やらな〜い。だって恥ずかしいもん。」とふさぎ込む自分がいたりする。

でも、ちょっと待って。

「恥ずい」と思っているのはひょっとして自分だけだったりしない?
周りは意外と気にしてない?って言うか、他人の事あまり見てなくない?
出来ないから、出来るようになる余白が生まれるんじゃない?
アポロ13号だって、名誉ある失敗って言われてたじゃない?

アメリカでちょっとイヤな番組を観たことがある。
(YouTubeだったかな?)

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