子宮全摘後の状況

2週間ちょっと経ちました。
腹腔鏡手術だったため、大きな傷口はありません。
傷口を覆っていたボンドも自然とほとんど剥がれました。
もう生々しい感じはなく、おへその下あたりの内出血もかなり目立たなくなりました。
傷は少し盛り上がった感じで、やや硬くしこっていますが、もう開く心配はありません。
前屈みに小股でしか歩けなかったのが、体を真っ直ぐにして、そこそこ大股でも歩けるようになりました。
ただし、少し歩いたりはすることはできても腹筋を使うような運動や動きは厳禁です。
お腹の中は自然と溶けていくビニール状のもので覆われ、やはり溶ける糸で縫われているのですが、そのせいか、お腹の張った感じは残っています。
そのため、少し食べるとかなり苦しくなり、たくさんは食べられません。
入浴もできないのは相変わらずですが、傷口は清潔に保たなければならず、毎日のシャワーは欠かせません。
入院中、出血に備えて生理ナプキンを使用していたものの心配されたほど出血はなかったのですが、5日ほど前に通院したら、急にたくさん歩いたためか、出血し始めました。
少量ですが、トイレでいきんだ後など出血します。
外側は癒えても、内側は乾かないためかなかなか傷口は塞がらないようです。
痛みはないのですが、血を見ると不安もありストレスにも感じます。
通院しただけでこうなるので、職場への完全復帰はもう少し先延ばし、しばらくリモートワークで仕事をすることにしました。
上司は若干不満そうですが、気にしてはいられません。自分のことは自分で守らねば。
本来体にあるべき臓器を摘出すると、体は静かに抵抗し続けるもののようです。
もうしばらくは安静にして、体をなだめていかないと…
もう子宮をぜひとも必要とする年齢ではないので生きていく上では支障はありません。
肺、腎臓、肝臓、胃、腸…必要な臓器は一通り揃っています。
こうした大切な臓器を悪くしたり、摘出せざるを得ないとしたら、心身への負担はいかばかりかと思います。
長寿の時代、自分に出来ることはしておくのが大切。
すべて自力でコントロールすることはできないにしても。

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