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物語のお話①

金連花先生

おはようございます☀️
今日も今日とて寒い日ですね。
こんな日は炬燵かストーブの前に座って
とっておきのコーヒーでも淹れて
日がな一日読書といきたいところです。
私の理想は暖炉か薪ストーブの前で
あの某有名で高級なビーズクッションに座って
手触りの良いひざ掛けにでもくるまって、
更に膝には大型犬が頭を乗せてすやすやと…
みたいな。なんて優雅…笑
やってみたいものです。
犬種はハスキーかドーベルマンか狼犬…
(どの子もイカついな。笑)

ということでタイトルにもある通り最近読んだ
本のお話でも…

ここ最近は利便性が良いので電子書籍に
シフトしていましたが、
久しぶりに本棚にある学生の頃、
夢中になって読んでいた本を読み返してみました。

タイトルは
・砂漠の花Ⅰ〜Ⅴ
・銀朱の花
・銀朱の花 空の青森の緑
・銀朱の花 夢か訪れる
計8冊

金蓮花先生の作品です。
ご存知の方いらっしゃいますでしょうか。

砂漠の花シリーズは戦の女神に愛され
若干16歳にして女王となり
大陸制覇を成し遂げた勇猛果敢な少女が
主人公のお話です。
誰もが目を奪われる程の美しい少女で
華奢で可憐な見た目の持ち主なのに
自分の見た目さえも政略に利用し
他国を欺く強かさを秘め
幼少期から将軍に鍛えられた剣の名手。
体術にも精通し、いざ戦となれば
向かうところ敵無し。
戦において最も輝くと言われている戦の申し子。
外見と中身のギャップ萌え。笑
そんな中にも少女らしい葛藤と押し殺した
孤独を抱えて蹲るような、見ている大人が
彼女を抱きしめずにはいられないような
気持ちにさせる描写もあって
未だに読み出すと止まらなくなるシリーズです。
彼女に恋心を寄せる宰相の息子さんも外見、内面
ともに魅力的で見どころですね。


銀朱の花は上記3冊が登場人物が同じで続編ですが、
シリーズとしては計14冊だったと記憶しています。
このシリーズのどのお話も大好きで大好きで
何度も読み返しておりますが、
特にこの3冊はお気に入りすぎて
セリフを覚えるほどです。
(気持ち悪いですね。笑)

シリーズに共通するテーマは「聖痕の乙女」
左右色違いの瞳、額に花の形の痣を持つ
少女が主人公です。
この銀朱の花シリーズの中には
王族と貴族のお話や、国際結婚的なもの
砂漠の花シリーズと若干繋がっているものなど
様々ですが、上の3冊はまさしくシンデレラ
ストーリー。
はい。私の大好物です。笑
両親を早くに亡くし引き取られた親族には
下女同然の扱いを受けて育った聖痕を持つ少女。
彼女が育った地方では色違いの瞳と額の痣は
ただの気味が悪い異相でしかなく、
冷遇に冷遇され続けた少女を一国の王が
王妃にと望み、迎えに来るお話です。
王妃になってからも環境の激変に伴う戸惑い、
トラブル、アクシデント、すれ違いなどなど
波乱に波乱…
一時は離れて暮らす2人ですが
お互いを想う気持ちを持ち続けた2人には
ハッピーエンドが待っている。
読んでいる者に幸せをくれる作品です。
王様がツンデレ男子な設定なのもたまりません。
はい。笑

この2シリーズを本屋さんで初めて目にした時
手に取った理由はビジュアルでした。
どちらのシリーズもそれはそれは美しい挿絵で
彩られています。
その挿絵がどタイプであらすじを読んだら
お話も好みな感じだったのでついつい
一気に買っちゃったんですよね。笑

私、本を読でいると頭の中で登場人物が
話したり動いたりしてくれるタイプの妄想族
なので、挿絵が自分好みだと読書がさらに
楽しくなります。
当時、寝る間も惜しんで読んだことを
よく覚えています。
(授業中眠くて大変でした。笑)

当時は理解出来なかった感情の描写があったり、
こちらの心境の変化により読み取り方が変わった
箇所などあって理解度や解釈は最初に読んだ時とは
かなり変化しています。
でも何度読み返しても変わらない感情…
それは憧れです。
主人公に対してだけではなく、
主人公を取り巻く登場人物にも多かれ少なかれ、
こんな風になりたい的な感情がずっとあります。
ヒールに関しては、こんな風には絶対にならない
という戒め的な感情も。笑

小説が好きなのである程度は読んできたと
思っています。
ヒールに抱く感情は、他の小説を読んでいても
浮かぶことがあります。
人生の教訓的な感覚で。
でも、そのほかの登場人物に抱く憧れの感情は
金蓮花先生の作品でしか浮かぶことがありません。
それに気付いた時、金蓮花先生の凄さに
思い至りました。
先生の文章の書き味を私が大好きなのも
あると思いますが、セリフひとつひとつの
裏にある登場人物の感情を想像することが
出来るのです。
主人公の人生の一部を一緒に生きているような
感覚に陥ります。
だから読んだ後の満足感が半端ではありません。
こんな作品に出会えたこと、幸運でした。
嬉しい限りです。

ぜひとも金蓮花先生の他の作品も読みたいのですが
これより前の作品は店頭では見つかりません
でした…
探し続けたいと思っております。

今後も本を読む中で、どんな作品に出会えるのか
楽しみです。

これは私の願望ですが、
金蓮花先生の作品は電子書籍になっておりません。
出来れば全作品いつでもどこでも読みたいと
思っておりますので、是非とも!!何卒!!
電子書籍にしてください!!!
お願いします!集英社さん!!笑


では、本日はこのあたりで…

bee

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