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1年間で読んだ本のおすすめ10冊


はじめに

こんにちは。Sansanの乙幡です!
今回は私が直近1年間で読んだ本の中でも特におすすめな本をご紹介します。

記事の目的と背景

私がプロダクトマネジャーになってから1年間が経ちました。
この1年間で多くのことを学んできたため、特に読み込んだ本の内容について振り返っています。 本を読んで勉強したいものの、どのような本を読めば良いのかわからない方のため、参考になればと思い筆を執りました。

読んだ本の数と選んだ基準

  • 1年間で読んだ本の数:約70冊

  • 基準:特に学びが多かった10冊の本

インプット方法

私はインプットした内容がどれだけ自分のスキルになっているかを測るため、学習の5段階レベルを参考にしています。

本を読んだだけではレベル1からレベル2に上がっただけに過ぎません。どうすれば早いスピードでレベル5まで到達できるようになるかを考えながら、インプットしています。
具体的にやっていることは以下です。

  • 読んだ本の内容から学んだ内容や、具体的に実践する内容をNotionにまとめる。

  • 読んだ本の内容について、同僚とディスカッションする。

  • 学んだ内容を業務で実践してみる。

おすすめ10冊

まんがでわかるデザイン思考

私は本書で初めて「デザイン思考」という思考法について学びました。
潜在的ニーズを見つけ出す方法やブレインストーミングの仕方、プロトタイピングの検証方法についてわかりやすく解説されています。

まんがでわかる 理科系の作文技術

本書を読んで、内容は理解できるものの、意識しないで実践できるようになるには難しいという感想でした。
例えば、「理科系の仕事の文書の特徴は、読者に伝えるべき内容が事実と意見に限られていて、心情的要素を含まないことにある」と記載されています。しかし、これは日頃から意識して取り組まなければなかなかできるようにはなりません。
ビジネスパーソンとして、必読の内容になっています。

入門 考える技術・書く技術

読み手の立場を意識しながら、構造的に文章を書く手法が解説されています。
私はPRD(Product Requirements Document:プロダクト要求仕様書)を書き始めた際にロジカルライティングが一切できませんでした。そこで、ひたすら本書を読みながら試行錯誤していました。
まだまだロジカルライティングに伸びしろがあるので、今後も繰り返しこの本を読み、学んだことを実践する予定です。

世界で一番やさしい会議の教科書

本書では、会議の設計から議事録の取り方まで記載されており、読んだ次の日から実践できるほどわかりやすく具体的な内容になっています。
私は社会人になってから会議の仕方について全く知らず、この本を読んで会議の生産性を上げることができました。

マンガ このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法

キャリアについて悩んでいる方にぜひ読んでいただきたい1冊になります。「キャリアについて考えても状況によって変わるから、とりあえず目の前のことで成果を出そう」という話をよく聞きます。私はこの内容自体はその通りだと考えています。ただし、成果を出した上でどのようなキャリアを歩むのかは自分自身に選択権があり、その選択をする際に参考になる内容が本書に記載されています。
特に、市場価値と社内評価の違いを知った上で、キャリアを選択することが重要です。そうすることで、自身が納得感のある状態で目の前の仕事に打ち込めると思っています。

ジョブ理論 イノベーションを予測可能にする消費のメカニズム

本書はおそらくプロダクトマネジャーになって最もインプットし、かつ実践した本です。
私はジョブ理論のフレームワークを用いることにより、顧客が何を求めているのかを日々言語化しています。
決してプロダクトマネジャー専用の本というわけではなく、ビジネスパーソンなら誰しもが学んで意味のある内容になっています。

生産性

最小のインプットで最大のアウトプットを出すための手法が記載されています。
私は直近自身の業務の生産性が低いことが一番の課題だったため、なんとか改善しようと手に取った1冊がまさに本書でした。そして、「アウトプットイメージをもつ」ことがどれだけ生産性に影響を与えるかを学びました。

人を動かす

言わずと知れた名著です。
人との関わり方について記載されており、もともと協調性のなかった私にとって、過去の自分の行動を反省する一冊でした(笑)。
自分自身にとってメリットがあるように、他人との関わり方を考え直す良いきっかけになる本です。これはビジネスシーンだけでなく、家族や恋人と関わる際にもとても参考になります。

UXリサーチの道具箱

本書は、UXリサーチの具体的手法について記載されています。
私は普段ユーザーインタビューを行う際は、この本に書かれている手法を参考にファクトを集めています。
実はプロダクト開発以外にも使える内容になっており、仮説を検証する際には誰しもが知っておくと良い内容です。

完全無欠の問題解決: 不確実性を乗り越える7ステップアプローチ

本書では問題解決の体系的なプロセスが紹介されており、読んでいて本当に難しい本でした。
私が所属する部署のメンバーはこの本を全員読んでおり、記載されている問題を解く合宿を行うほど、私の部署ではバイブル的な立ち位置の本になっています。

終わりに

実は私はもともと本を読むタイプの人ではありませんでした。
わざわざ本を読まなくても、成果が出ていれば問題ないだろうくらいに思っていました。ただそれは私の勘違いで、実は先人が整えてくれていた環境があったため、特に自分からインプットする必要がなかっただけでした。
今は自分がより次のステージのレベルに上がるために足りないものを明確にして、それらを学習し、自分のスキルにできるよう繰り返し実践しています。より効率的に進められる方法を実践している方がいましたら、ぜひ教えてください!
最後までお読みいただきありがとうございました!

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