患者様との約束(2024.4.27 5:18)
私は、
「後で、見ておきますね」と言われ、その後、調べてもらえなかった時の、喪失感を知っている。
皆、それぞれ、忙しいのは、分かっているが、とても悲しくなってしまうのだ、
なので、
私は、患者様と、些細な約束をした後は、「必ず行動」に移すようにしている。
昨日は、とある患者様と、
東京都台東区三ノ輪にある、「とある公園」の話をし、私も、いつか、そこに行くと約束した、
なので、早速、今、ここにいる。
ここは、秋葉原から東京メトロ日比谷線で、7分のところにある、何の変哲もない駅だ、
その方は、「どの様な思い」、でここに来たのだろう。
横断歩道橋からの、眺望は、広々としており、朝風が、私の髪を、ゆったりと、靡かせていた。
ここは、
台東区内に15ヶ所ある、復興小公園の一つであり、東泉小学校が隣接している。
夕方は、子供やご近所で、溢れるのであろう。
私は、子供の頃、落ち着きがなく、よく道路へ飛び出していた。
母は、手を焼いていた事であろう。
人間とは、時の流れと共に、ここまで変わるものなのかと、改めて実感した。
空き缶が、柱の上に置かれていた。恐らく、勤め人が、帰り道に、一服したのであろう。
曇り空と時計台が、調和し、何処か、寂しさを、感じさせていた。
園内には、綺麗な樹木が、各所に生い茂っており、とても良い香りがした。
恐怖を司る中枢が、人間を天敵と認識していないのだろう。
私は、昔、「空中ブランコ」という本を、付き合っていた方から貰った。
その作品は、
風変わりな精神科医が、様々な患者を直していくストーリーで、
アニメにもなっている、興味がある方は、是非、見てみて欲しい。
以上です。
精神科医ましろ
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