人間が「全て」を失って残るもの







皆さん、おはようございます。





 今日も天気悪いですね、私は目覚めたら「雨だな」と分かります、

 やはり、私たちも動物なのですね。



 雨の日は寄せ鍋がおすすめなので、是非、召し上がってみて下さい。




さて、本題ですが、



今、皆さんは、「何を」持ってますか


 お金ですか、地位ですか、知識ですか、家族ですか、それとも多くのフォロワーですか。




 ここで、譬え話をしましょう。


 あなたはこれから、「愛する人」の葬式に向かっています、

 車を走らせ、駐車して、車から降り、葬儀場へ向かいました。


 場内に入ると、花が飾ってあり、今にも涙を流したくなるような、静かなメロディーが響き渡っています。



 そして、

 そこには、愛する人の友人や、家族たちが集まり、別れを悼み、

 また、知り合いであったことへの喜びを噛み締めていました。




 あなたは、前方へ進み、棺の中を見ます、


 そして、あなたは驚きます。何と、棺の中に、居たのは、あなた自身だったのです。



 そう、これは数十年後に行われるあなたの葬式です。




 とある方がこのような言葉を残しました、


 「名声は直ぐに蒸発し、人気は事故のようなもので、

 富は羽根をつけて飛んでいく、そしていつまでも、永劫、残り続けるものは”人格”だけだ」と、



 この譬え話の意味は、

 あなたが死を迎えた時、どんな人から弔いを受けたいか、真剣に考えるためのものです。



 今、

 私たちは、承認文化の中で生きております、なので、

 Instagram、Xなど、皆、誰かから認められたいでしょう。



 ただ、

 人は必ず死を迎えます。そう考えると、もっと大切なことは、

 実際に接する人や家族、愛する人です。



 そう、人生を、

 「己の葬式」という終わりから考えるのです、そうなった時、

 あなたに残る人間としての、最後の尊厳は、どのように生きてきたかという、「人格」だけです。



 皆さん、本当に大切なものを見失わないで下さい。



以上です。


精神科医ましろ



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