親ガチャ

なぜ親ガチャを語るのか

今年の5月から同棲してから12月で入籍するまでの過程で
親のおかげで今の夫婦生活が成り立っていると感じる瞬間が多く
最近になって親ガチャについて考えるようになったから。

また親ガチャについて考えてから
過去の家庭環境と当時の自分の心境を振り返ろうと思ったので
ここに書き残そうと思った。

親ガチャを感じた瞬間

昔は親ガチャというワードはなかったので
あったという体で話を進めよう。

①中学受験をした高校の同級生

は中高一貫の私立に高校から入学し通っていた。
テニス部で1年生から内部生と関わり
なぜ中学受験をしたかを尋ねてみたら
理由は中学で硬式テニスを続けるためだったという。

僕は小学校4年から硬式テニスをしていて中学も続けたいと思っていた。
だがほとんどの公立中学は硬式テニスがない。
僕は中学に入るまでそんなこと知らなかった。
どうしても硬式テニスがしたく、
クラブへ通いたいと親に打診したが練習についていけないからと突き放されてしまった。
親が勝手に諦めて機会を奪ったことは許せなかったが
僕は中学で軟式テニスを始めた。

中学受験した同級生の話に戻るが
・私立高校の費用は約250万
・中学からの6年間の費用は550万

なんという費用だ。
中学入試の費用もかなりの額だろう。

ここで親を通して自分の選択肢に差を感じてしまった。

②アルバイトしながら予備校に通う浪人生

僕は現役では志望校に落ち、D大になんとか合格したが
個人的な理由で進学せず親に浪人させてもらった。

ネットでよく落ちる受験生の特徴に
アルバイトや仮面が挙げられていた。

仮面はともかくアルバイトしてる時間があるなら勉強した方がいい。
まだ勉強しなくとも、せめて気休めにしてくれと思っていた。

僕はある国立コースの人と知り合った。
彼は進学校出身でかなり成績がいい。
夏休み前に彼が夏季講習で何を受けるのか興味があり一度尋ねてみた。
そうしたらこんな衝撃の回答が待ち受けていた。

「うち貧乏だから夏季講習はとらないよ。
受験費用を稼がなきゃいけないから夏季、冬季はバイトするんだ。」

これを聞いて固まってしまった。

僕の予備校費用は親が全額負担してくれたので
アルバイトせずに毎日9-21時で勉強出来ていた。
それが普通だと思っていた。
そもそも貧乏な家庭なら浪人なんてしないと偏見があったから。

彼は後に国立大学に進学した。
金銭的劣悪な環境を乗り越えて勝ち得たのだ。
劣悪な環境でも自分でなんとか活路を見出だして立ち向かう姿には敬意を払いたい。

彼は元々進学校出身なのである程度努力できる才能と環境はあったのだろうが
大学受験を控えているというのに部活以上に時間をとられているのはかなりのハンデだろう。
親次第で将来が大きく変わってしまうのだと思い知らされたこと、
また自分の親がどれだけ頑張っていたかを知らされた、自身にとって大きな1年になった。

③妻の母親の実家が農家

妻は群馬県出身で就職で埼玉に越してきた。
母親の実家が農家で家からそう遠くないので毎月野菜や米をもらい
妻は生活費を抑えていた。
僕自身も妻と同棲してからその恩恵を受けている。

自費で賄っている食費は
肉魚、卵、調味料、飲料水、汁の素、お菓子、その季節に取れにくい野菜など。
米と野菜が消費が激しい自分にとって月当たりの食費がかなり抑えられている。

最後に

親ガチャを感じる瞬間はもっとあるが長くなりすぎているので省略する。
これだけ見ると人生はしょせん運なのかもしれない。
またここではすべてを話せていないので
残りは次回で話そうと思う。

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