花束みたいな仕事をした
僕が個人的に仕事で付き合った人に花束を贈るのは、今日でこれが人生2度目である。
ちなみに贈る相手の共通点は、
うら若き美女
である。
なんて言うと、
この変態スケベオヤジめ
と思われるだろうが、本当にたまたまなんだよなあ。
ちなみに変態スケベオヤジを否定する気もないけれど。
本当に数年に渡って、お互いにガチンコで向き合い一切の妥協も許さず対話を重ね、その結果、すんごくいい成果を出すことが出来た末にお別れすることになった仕事のパートナーが
たまたまその2人だったというだけの話なのだ。
いや、もしかしたらたまたまではなかったのかもしれないけれど。
というのも、たとえば彼女たちと同じくらいの年齢の男性と今回の様に休職や退職が理由でお別れするケースはあまりないからだ。
ちなみに、1人目の彼女は、できちゃった婚で、突然、休職することになったのだった。
2人目の今日会う予定の彼女は、理由はまだ聞いてないけど、本当に急な話過ぎるのと彼女の日本人離れしたお転婆が過ぎる気性から、おそらく上司と何かもめたんじゃないか、と睨んでいる。
どちらにしろ、結婚だったり、妊娠だったり、ラジバンダリ、と様々な事情で、20代後半というようやく仕事を覚えてきて、まさにこれからバリバリ働くぞというタイミングでリタイヤする女性って結構多いような気がする。
「本当にもったいない!」
というのが僕の率直な感想だ。
それくらいみんな優秀だったし、そして、この若さで優秀ということは、すなわち、彼女たちが上司からの命令に折目正しく盲目的に従う優等生タイプなどではなく、自分の力で獣道を切り開くやんちゃタイプ←今の日本に一番不足している人材だと思うからだ。
まあ、他人の人生だからとやかく言うのもヤボだけど、ぶっちゃけ本人が一番悔しそうでもあるんだよね。
これだけ科学が進化したのだから、男性が代理出産とかできないものだろうか?
まあ、そんなことを今考えてもどうしようもないので、その代わりに今日、僕は彼女に
花束を贈ることにしよう。
僕たち2人が泥まみれになりながら必死に育てた希望の種は、こうやってちゃんと大輪の花を咲かせたよね
という裏メッセージを込めて。
まあ、たぶん伝わらないだろうけど(笑)
と、以上が送別会の前に書いた記事である。
そして、ここからが事後報告になる。
まず彼女の退職理由について
僕の予想は見事に外れて、ただただ新しい世界にチャレンジしたいというとても前向きな退職理由で、しかも、先週の金曜に行われた会社の送別会には本当にたくさんの人たちが集まってくれたみたいで、みんなに惜しまれながら辞めていったという話だった。
本当によかった、よかった。
そんな彼女から、
「こんなふうにクライアントの人と仲良くなれるなんて思ってもいなかった。」
と感謝されたのも嬉しかったけど、それ以上に
「とにかくめちゃくちゃ楽しかったですよねっ!」
と言いながら満面の笑顔を浮かべる彼女を見たとき、不覚にも
「ああこの一言で、これまでの僕の苦労は全て報われたかもしれない。」
って本当に思えたんだよね。
そう、なんてことはない
花束をもらったのは彼女じゃなくて、僕の方だったんだ。
その事実に気づいた瞬間、僕の頬に
しあわせ
という名の
一粒のdropが伝うのを感じた。
今日の曲は、僕の話に真剣に耳を傾けながら「今これが頭の中に流れてます」と彼女から言われたこの曲を。やっぱこんないい年なのに僕って永遠のガキンチョなんだろうね(苦笑)
うん、頑張るよ!
だから、安心して行ってらっしゃい。
バイバイ!
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