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ゆうゆう白書

「俺の乳酸菌は俺の乳酸菌、おまえの乳酸菌も俺の乳酸菌」

という決め台詞でおなじみの、我らがゆうゆう大人(たいじん)にまつわる小噺をひとつ。

舞台は12月初旬の、これで今年の紅葉も見納めだ、とイワンの馬鹿りに大勢の観光客でごった返す京都河原町。

その日は、ゆうゆう公社の近畿支部会の忘年会が開催されていたのだけど、たまたま野暮用で関西に来ていた僕も二次会から参加する予定だった。

そして、20時半に先斗町の入口あたりでゆうゆう大人と愉快な仲間たちと無事、合流。

しかし、この日、浦賀港からわざわざ上陸して参加されていたスペシャルゲストのペルリ提督とそのご子息のエマニエル坊やは、残念ながら、急遽、リンカーン大統領より帰国命令が下ったということで、ぎりぎり会えずじまいだった。

せっかく生「開国してくださいよ〜」が聞けると思ったのに、とほんのちょっぴりガッカリした振りをして、早速、みんなで二次会の会場探しをする。

まあ、本当は六曜社やフランソワなどの老舗喫茶で語り合いたかったけど、この人の賑わいだとどこも無理だろうと賢明な判断をし、いわゆるどこにでもあるファストフード店を中心に、道場破りを敢行した。

しかし、ドトール、マック、モスなどはどこも微妙に席が空いておらず、流れ流れ僕らがたどり着いたのは、あのイタリアの種馬ならぬイタリアの激ウマこと

サイゼリヤ

だった。

さて、ここで唐突だけど、無事、席を確保した二次会参加者の顔ぶれを紹介しよう。

まずは、もちろん、ゆうゆう大人。

そして、地元参加の

国仲涼子女史

そして、ペルリ提督のピンチヒッターとして急遽、参戦した、80年代のちびっこ達に絶大な人気を誇った元・阪急ブレーブスの

亜仁丸・レスリー氏というなかなかパンチの効いた布陣(魔法陣ゆうゆう)だった。

ゆうゆうさん以外は、みんな初対面で、ぶっちゃけドリンクバーにしきりと感心して、何度もグラスを飲み干しては、新しいドリンクを入れたグラスを目の前に

「ニホン、スゴイデスネ…!」

と呟いて、その度に手刀を切るアニマル氏(変なオジサン)は置いておいて、国仲涼子女史に対しては、なんだか気恥ずかしさと京美人特有の上品なオーラに圧倒されて、自分でもどうかしてるぜ!と思うくらいトークが空回りし続けてしまった(にも関わらず、涼子ちゃん、優しく対応してくれてありがとう!)。

そして、そんな、先日、ガチ過ぎるイケメンぶりをカミングアウトして全noteが濡れた!(なんのこっちゃ…)3児のパパならぬ、大惨事のジャイアント馬場と化した僕を横目にしながら、デキャンタワインでほろ酔い姿のゆうゆう大人は、終始、助け舟を出す様子もなくニヤニヤとご機嫌な様子だった。

しかし、なんの脈絡もなく、突然、彼が僕を指差して「僕、彼のこと大好きなんだよね!」と告白したときの他の二人のきょとんと狐につままれた顔が未だに忘れられない。

うん、でもそういうリアクションになるのは残念ながら僕にも理解できるよ。

だって、あのカッコよくて頼りがいがあって知的で歌がうまくてギターも弾ける往年の若大将(加山雄三)=ゆうゆうさんが、

こんな3枚目で下衆で、みっともなくて、泣き虫で、気づいたらいつもドタバタ喜劇を演じているそして、ちゃんと音痴な青大将(田中邦衛)=僕のことを好きだなんて、

そんなのフツーにありえないじゃん!

しかし、そうは思いながらも隣りにいる僕には、彼が僕にベタ惚れなことが教師びんびん物語のトシちゃんばりにびんびんに伝わっていたのも本当のところである。

「え、榎本〜!」

……。

ぽて、と。

いや

さて、と。

うん、表層的なものはどれも全て見事なくらい正反対の僕らだけど、通底するものは極めて似ている、と僕もまた勝手に思っている。

その共通点とは、すなわち地球の芯にあるマントルみたいに、肚の底の丹田あたりでメラメラと熱く煮えたぎった僕らのエモーションそのものである。

というか、お互い紛れもなく

凡人に殺されかねない天才←

同士でもあるしね!

そんな僕には密かな夢がある。

あのMOROHAの「革命」を、ゆうゆうさんのギターをバックにnoteの友達を前に熱唱する、という夢だ。

そう、僕らこそ、革命なんて手垢のついた言葉を今だに本気で叶えたいとどこかで信じている、

時代遅れの

フィデル・カストロとチェ・ゲバラ

なのだから。

ちなみに今回、僕がセレクトしたゆうゆうさんの記事はこちら。

というか、ここでのやり取りに既視感しか感じてないので、このアホ会社ってひょっとして…と思ってます(汗)。ちなみにもしそれが事実なら、相変わらず無責任で事なかれ主義な連中に、社会人としての最低限の責任感を植え付けるべく、目下、孤軍奮闘中でありま温泉!



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