こんなボクができることをやるだけの日々
今朝、小雨そぼ降る駅までの道を歩いていたら、突然、痩せ細った黒人の女の子がウルウルとした瞳でこちらをじっーと見つめてきた。
確かユニセフのCMに出ていた子だと思う。
僕はどうしようもない無力感に襲われながら、そんな彼女に向かって、
コトリ
と瞳のレンジファインダーのシャッターを切った。
そして、彼女を含め、今もまさにこの世界のどこかで理不尽な暴力を受け続けている人たちに向かって、深々と頭を下げた。
「ごめん!こっちはこっちで自分のことで手一杯なんだわ」
そんな無力な僕は、そんな無力な僕ができることを今日も一所懸命やるだけだ。
身の回りの人たちができるだけ笑顔でいられるように。
そして、そんな人たちに囲まれて自分が笑っていられるように。
まあ、実際は、そんなささいなことすらなかなかできずに落ち込むこともあるボクだけど、一方でこんな風にも考えている。
結局、これしかないよな!
ってね。