【ここを見れば安心!】自分に合った最高の竿の選び方
今日は竿について話を聞いてみたいと思います。
実際、商品が多過ぎて、何を基準に選べばいいのか分かりません。
値段もバラバラですしね。
登場人物
クロ:
今日は竿について聞きたいんだけど、親父はこれまで何本くらい竿を買ったの?
親父:
どうかなぁ、多分10本くらいかな。
クロ:
へぇ、じゃあ、どんな竿がいいか、自分なりの答えはある?
親父:
まぁ、そりゃああるけど、そんなのは好みだろ?
クロ:
確かに好みはあるだろうけど、初心者が竿を買うなら、アドバイスくらいは出来るよね?
親父:
うん、それは出来るよ。
クロ:
じゃあ、今日は「自分に合った最高の竿の選び方」をテーマにするよ。
親父、初心者はどうやって竿を選んだらいいんだ?
【長さと硬さが重要!】
親父:
竿で重要なのは、長さと、硬さだな。
他にも色々あるけど、最初はコレ。
クロ:
当たり前のような指摘なんだけど、そんな簡単なアドバイスでいいの?
親父:
まあね。
でも、実際にどんな長さがいい?と訊かれたら、困るだろ?
クロ:
まぁね。
親父:
それは、自分の中にまだ基準がないから決められないんだよ。
そこは経験の部分だから、初心者には無くて当然なんだ。
クロ:
じゃあ、経験がなければ決められないって事?
それじゃ、身も蓋もない。
親父:
そうだね。
だから、俺が今から基準を作ってあげるね。
クロ:
うん、お願い。
【長い竿?短い竿?】
親父:
まず、長さだけど、もっとも平均的な長さは8.3フィート。
これより長ければ長い竿になるし、これより短くなれば短い竿って事だね。
では、どんな竿を選んだらいいのか?
それは、自分が何を求めるか、によるんだね。
クロ:
例えば?
親父:
例えば竿の振りやすさ。
8.3フィートが平均だから、それ以下の長さなら振りやすい事になる。
逆に、8.3フィートより長くなれば、少しずつ振りにくくなって行く。
クロ:
なるほど。
親父:
でも、例外があってね、安い竿なら今言った通りなんだ。
でも、高い竿になると、竿が長くなっても長いなりにきっちりバランスを取ってる。
だから、竿が長くなっても、振り辛さはあまりないんだ。
実際、今の俺の竿は9フィートあるけど、すごく振りやすいよ。
クロ:
つまり、お金次第って事?
親父:
竿にいくらお金をかけるか?って問題だね。
お金をかけないなら、8.3フィートあたりの竿を選べばいいんだから、お金がないと良い竿を手に出来ないって事はないよ。
クロ:
なるほど。
じゃあ、硬さは?
【硬い竿?柔らかい竿?】
親父:
うん、硬さは使うエギに比例しなきゃいけないんだね。
つまり、アオリイカのシーズンが始まってすぐに釣りに行くなら、当然、小さいエギからスタートするよな?
そうすると、竿は柔らかくなきゃいけない。
でも、シーズン後半になると、エギも大きくなり、イカも大きくなる。
こうなると、竿も硬くなきゃ、竿がもたない。
クロ:
じゃあ、竿を2本持たなきゃいけないって事?
親父:
いや、必ずしも持たなきゃいけないって訳ではないんだけど、竿が硬いと釣りそのものが楽しくないんだよ。
釣れてもまったく手応えがなくて、つまらない。
クロ:
じゃあ、やっぱり2本いるって事?
親父:
まぁ、安い竿ならその方がいいかな。
ちなみに、俺は1本だよ。
1本でも大丈夫な竿があるんだね。
竿先は繊細なんだけど、竿の胴体はしっかりと強いんだね。
だから、オールシーズン釣れる。
クロ:
どうせ高いんでしょ?
親父:
まぁ、そうだな。
だから、竿にたくさんお金をかけるなら1本、あまりお金をかけないなら2本かな。
クロ:
いやいや、2本なんて無理だよ、って場合は?
親父:
その場合は、チビイカの期間の面白さを捨てて、中間の硬さの竿を選ぶ。
最初は楽しくないけど、イカが大きくなるにつれて、楽しくなってくるから。
それに、チビイカの期間なんて、せいぜいが1週間~2週間だから。
【価格の高い竿って必要?】
クロ:
でもさ、実際、竿にはお金をかけた方がいいの?
親父:
いいか悪いかで言えば、そりゃお金をかけた方がいい竿は手に入る。
でもね、お金をかけて手に入るのは「感度」と「軽さ」なんだよ。
感度と言うのは、例えば夜に釣るとする。
そうすると、ラインが見えないから、ラインでアタリを取るんじゃなく、竿先でアタリを取る事になるんだね。
そうすると、感度が高ければ高いほど、手にイカのアタリが伝わってくる。
でも、夜に釣らない人には関係ないし、アタリが鈍くたっていいって人なら、安い竿でも全然大丈夫。
軽さについても、同じ。
重いと言っても軽い竿と比べるからで、昔なんかだと、今の安い竿の重さなんて当たり前だった。
どんなに高い竿でもね。
クロ:
じゃあ、安いからと言って、そこまで釣りに影響するかと言えばしないんだ?
親父:
うん、大丈夫だよ。
普通にエギングを楽しめるし、不満なんて感じないと思うよ。
あ、高い竿を持って比較したらダメだよ。
比較したら、どうしたって高い竿がいいから(笑)
クロ:
そっか、安い竿は悪い竿だと思ってたけど、そうでもないんだね。
親父:
そうだね。
道具なんて所詮は自己満足なんだよ。
値段ほどの差なんて絶対にない。
だから、自分の出せる範囲で竿を買えばいいと思うよ。
それよりも、さっき言った通り、自分が竿に何を求めるのか、それを考えて竿を買った方がいいね。
つまり、長さと硬さだね。
クロ:
ちなみに親父はどうしてそんなに長い竿を使ってるの?
振りやすいのは8・3フィート前後なんでしょ?
親父:
うん、俺はしゃくった後のラインを速く着水させたくて長い竿を使ってるんだ。
ちょっとした場所なら、竿先を海に沈めてしまう。
そうする事で、速くラインを落ち着かせる事が出来るからね。
風のある時なんかはすごく便利。
空中に舞う糸を強制的に着水させられるからね。
まぁ、竿が短いと出来ない技だな。
クロ:
なるほど、短い竿には短い竿のメリットが、長い竿には長い竿のメリットがあるって訳だ。
親父:
そうだね。
だから、自分が竿に何を求めるのか、それをしっかり考えてから竿を購入した方がいいよ。
クロ:
うん、よく分かったよ。
今日はありがとう。
親父:
はいよ。
【今回のまとめ】
いかがだったでしょうか。
今回のまとめとしては、
・竿を購入する際に気を付けるのは長さと硬さの2つ。
・長さは8.3フィートが基準。
・エギやイカの重さに合った硬さがある。
・価格の高い竿は高性能だが、安い竿でも十分楽しめる!
となりました。
次回は「失敗しないリールの選び方」について質問してみたいと思います。
感想、質問等お待ちしています!
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