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お茶漬けに漬物、恋に嫉妬はつきもの。6/25
22回目の、夏はくる。
いつかの夏。
私は生まれた。
春の終わり庭先に種を埋める。
それは向日葵の種だ。
芽が出て、
小さな葉が出て、
いまはかなり大きく成長した。
向日葵は今年も大きく育つ。
私の身長を越し、
向日葵は私を見下ろすのだ。
陽に向かって咲いてくれ。
もっともっと背を伸ばし、
届かぬところまで。
プレイリストを作った。
「夏を待つ。」
そんな名前を付けた。
サマーヌード、
サヨナラCOLOR
夏の夜
大好きな夏のチューン。
帰り道に
寄り道をしてまで、
聞きたくなる音楽は、
いい音楽だ。
そんな風に思う。
茄子にみょうが、
こんな暑い日はビールが、
よく似合い、少し苦い。
うまさはのどごし、
冬の寒さは幻。
恋人はよく笑い、
私はそれを見て
心を休ませ安堵する。
ひとつになれないのに、
私たちは体を重ねる、
抱き合う、キスをする。
そして同じ時を過ごすのだ。
気温、風、感情。
人を好くということは
愉しいことですね。
あの夏は、
片隅に置いていき、
あなたは
夏を待つ。
ああ、夏を待つ。
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