見出し画像

1人ではとても、とても

今朝運転してたら、カラコロ音をたてて枯れ葉が道路で遊びだしてて、風の感触も柔らかで、ほんの少しだけひんやりで、「秋きてる?」って感じました。

夏…ときめきメモリアルは何もなかったな。
ちょっと何かあったらなんて、思ってたりしたもので。

若い時とは違うから、独身とは違うから、そりゃ何かが走り出したりしないから、仕方ないし、そうなったら困る。

去年の今頃、日々をこんな風に過ごしていた。

感情はなるべく上下させないで、家庭では子どもにとって、仕事のなかでは同僚やお客さんにとって「いいこと」ができるように。

それが私の生きる糧。
人に迷惑かけず、「いいこと」がほんの時々できたらいい。
そう思って過ごす。そう思うことしかできない。
それ以上期待することはあきらめる。

理想のイメージも、理想と違った時のイメージも必要ない位の思考で、自分のダメージを回避していた。
そんな夏だった、だろうか。

感情が動くことは私にとって「怖いこと」になってしまって。

だから気付いた。あの人のやさしさに。
心が一度ちぎれたから。
もうここまでだってとこまで落ちたこと。
その悲しさと、今の幸せや嬉しさが同時にやってきて訳のわからない涙が出てくる。

ゆっくりゆっくり恋になったのも、あの人のおかげだな。



去年春頃、初めてあの人から薬もらったとき。
「あぁ、王子さまみたいな薬剤師さんがはいったな」と思ってTwitter(Xか~い)してみた。

夏になり次の処方のとき、
「こないだより顔色良くなりましたね」
って言われて、患者さんたくさんいるだろうになぜそんなことが言えるの?と思った。
カルテに「顔色悪し」って書いてるのか…!!と思ったり。

そのあとは、違う薬剤師さんだったりが続いて、長男が待てないから「すみません、まだですか?💦」と急かしてしまったときには、何だか女性薬剤師さんが不穏になってしまって、要注意患者なった?って気がした。

それからだったか…
あの人がダッと出てきて対応してくれるようになったのは。

あの患者はヒリついてるから、若いのを担当に!なんて指示があったのかな?…
「何さ!!」って思いました。

でも、すごく穏やかで、落ち着いていられるんですよね、その対応。
若者だから、評価がどうしても良くなってしまうからか…(若いのにすごいね~って感じ)

ちょっとずつ、なんか笑ってほしいなとか、もっと長く話したいなとか思うようになってました。

3月のとき、会計してたら、違う場所で待ってた長男が「まだ?」って来たんですけど、そしたら急に慌てだして、渡してもない私の証明書を探し始めて「あれ?ないな、どこだっけ?」とか。
「いっつもこうのんだよな~」とか。

センセ、センセ、今日は私の無いんで大丈夫ですよ… と小声をかけるしかできないくらい慌てて取り乱していた。

これ、意図してたのかな?
いつも冷静なのに、変。
僕のせいで遅いよ~っていうなら「ごめんね~」とか言えそうだったけれど。

不自然だったんですけど、すごく気になりだしたのは、この時から。
どうしてかキュンしてしまった…

今日もあの人ならいいな…
と、望むようになったのもこの頃から。

私からはとてもできなかったけど、会話を増やしてくれたのはあの人で、そのことで、たったそのことだけで、嬉しくてどんどん気になって、恋に浸りだした。


薬剤師としてじゃなくて頼ってって、どう頼っていいの?
どんな意味なんだろう。

たくさん考えたけど、既婚の私にはたくさん話してもらえることしか頼れないでいる。

かなり年上で、病気わかってる上で、そんなこと言うかな?誰かと賭けでもしてるんだろか?と疑心暗鬼。

薬局の、その場所じゃなきゃ話せないのは、周りの空気を気にしながらしか話せないのは物足りないな、とちょっとワガママが出てきてしまって。

あんまりよく知らない人と話すのは、好きですか?

もしそうなら、ほんの時々だけ、先生と話せる時間をもらいたい。
電話でなくても、LINE交換してほしい。

決して、頻繁だったり早くなくていい。
ああ、いるなあって思いたい。

また手紙書くか笑
こないだ、手紙欲しいって言えばよかったな。

今週会ったら、次はいつ会えるだろう。
主治医よ、薬は1ヶ月分ずつにしてくれ。
2ヶ月分とか出さないで~!!
会える回数、減らさないで~!
(長男のは約3ヶ月分…安定してるから(。´Д⊂)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?