見出し画像

安芸高田市 アンチ石丸派の主張(7)への考察 (婚活事業廃止理由)

安芸高田市には、多々問題があります。
私は、石丸派でもなく、アンチ石丸派でもありません。
どちらかと言うと、石丸市長が安芸高田市議と対話するときは、言葉を選べばいいのになぁ、と思っている程度の事象と思ってます。
(敢えて言えば)知識とか理解力が富んだ市長は、議員に対する言葉使いを配慮するべきでは?と考えております。
さらに言えば、アンチ石丸派の論拠い耳を傾けて、事象を勘案したいと考えたいと思ってます

あるアンチ石丸派のYoutubeで、婚活事業の廃止に疑問を提示されていました。
改めて、この事象を考えたいと思います。

発端

安芸高田市の事務事業で行われていた『婚活事業』が廃止になりました。
その廃止理由を巡って、議論があります。

アンチ石丸派の言い分

ご成婚により、新たに生まれてくるであろう赤ちゃん、一人あたり約35万円の経済効果は安い。
婚活事業は中止にするべきでなかった。

結論

当初は、一人あたり35万円の公費によって、人口が増えれば(納税者が増え)ることは安い、とアンチ石丸派の方と同意見。
しかし、事務事業の中身を見ると
・コーディネータに成功報酬が30万円が支払われる
・特定の年代(結婚適齢期)のみに特化した事業
ということから考えると、12年間で4600万円という公費投入は、
疑問に感じる。
理由は、一人当たり35万円を掛けたとしも、そのリターン(地方税の納税とか経済活動)は20年後。あまりにも遠大な事業。
それより、出産祝い金を配った方が早いのではないか?

安芸高田市の婚活事業

 名称 : 結婚縁結び事業
 期間 : 平成 21年度から令和2年度までの12年間
       令和3年度より廃止
ご成婚数: 59組
事業総額: 4,610万円
  概要: 市認定の20人ほどの結婚コーディネーターが
      年3回イベントを催し、お見合いもセッティング。
      コーディネーターは月1回の会議出席で日当を受け取り、
      結婚に至れば報奨金30万円がもらえる。
廃止理由:1.人口減少対策(H21~R2まで4,090名減少)に有効な
       手段でなかった。
     2.結婚への脅迫観念の助長
     3.公共性を損なっている
       偏った需要に公費を投入していた との見方もできる

 推測 :毎年5,6組の方がご成婚かな

アンチ石丸派の動画

動画  :取材不足ライブ 検証・安芸高田市「議会だより」⑦
      虚偽記載 3/27意見聴取(山本優・罵倒編)
動画主 :取材不足氏
時間  :1時間30分以降での話題

議会でのやりとりから見る石丸市長の見解

元データ  : 令和4年第3回安芸高田市議会9月定例会第7日目

山根議員からの質疑

山根議員は、婚活事業に成果があったと考えていた様子で、
事業の廃止の理由は、
1.個人の価値観に対する無用の介入
2.結婚至上主義は有害ですらあり、強迫観念を助長しかねない。
3.マイノリティーへの配慮を欠く。
との理解であった。


山根議員の事業廃止の理由

石丸市長からの答弁

石丸市長が考える事業廃止の理由

1.結婚という極めて個人的な話に公が関与する理由は本来ない。
  早く結婚しろいうのは余計なお世話が過ぎると。
2.そうした少子化対策を目的とした結婚の推奨というのは、
  結婚できない人、もしくは子どもが持てない人を苦しめる。
  その中にはLGBTQの方々も、もちろん入っている
  そうした配慮が足りないので、行政としては撤退すべき
3.一番重要な事実ですが、少子化対策は、ほとんど効果が望めない。

だから、市として財政を投入してやるべきではないと判断

参考

安芸高田市のHPより人口推移のデータを引用
正直にいうと、過去のデータが無いので婚活事業の有無が人口に与えた影響は判らない。
但し、下表の最下段の増減の数値を見ると、毎年約400名が減少。
婚活事業で、ご成婚された方(年に5,6組)の赤ちゃんが毎年2名出生とはならないので、あまりにも現状とかけ離れた数値としか思えない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?