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安芸高田市 アンチ石丸派の主張(6)への考察

安芸高田市には、多々問題があります。
私は、石丸派でもなく、アンチ石丸派でもありません。
どちらかと言うと、石丸市長が安芸高田市議と対話するときは、言葉を選べばいいのになぁ、と思っている程度の事象と思ってます。
(敢えて言えば)知識とか理解力が富んだ市長は、議員に対する言葉使いを配慮するべきでは?と考えております。

本日は、アンチ石丸派のyoutubeを見ながら、アンチ石丸派の思慮を考察していきたいと思ってます。

アンチ石丸派の主張

安芸高田市の2万7千人の市民アンケートの統計処理に関する言及で、
そもそも、ランク付けアンケートと自由記述のアンケートの項目を混同している様です。
また、下記内容の言及がありました
・自由記述欄を纏めれないのであれば、自由記述欄を設けたことに反対
・自由記述欄が纏められないのに、市民に自由記述欄に書かせたのは明らか
・アンケート結果(意見や提案)は、計画に盛り込むことはしないだろう
・通常市民アンケートの自由記述欄は、300件のランダム抽出すればいい
・そのランダム抽出した結果を発表すればいい。
・300件くらいで、大まかな意見抽出とみなされるから
・市長のコメントは、計画への盛り込みに使う気が無いと言ってる
・市長は、アンケートは自分の失敗であったとまとめてほしい。
・アンケートを書かせて溜飲を下げて終わり、一種のだまし
また
全戸調査ではなく、ヒト(属性)の偏りがでないように
・予め決めたヒトを恣意的に選んで、アンケートを実施すればいい。
・うまくサンプリングしたヒトで、補正を掛けたアンケート手法の方が正確
・統計学のプロでそれでいいの?

反石丸派への反論

ランク付けアンケートと、自由記述のアンケートを混同している様子。
◆男女比・年齢別・職業別・居住区(?)などの属性における、ランク付けアンケート結果(それでも2万7千人の30%だから、生データは8,100件のデータ)は、容易にデータ処理(円グラフや棒グラフ)などで開示が可能であり、容易に分析が可能。  
例えば;公共施設の使用料は高いか、安いか?      
    ↑ 
    属性による解析とか課題抽出・改善の必要性・方向性が出てくる、 例えば、〇〇地区在住のヒトのほとんどは、公共施設が安いと思ってるとか。

◆自由記述欄への記載項目となると(何を書かせているのかによるが)、
アンケートで得られた結果へのデータ処理は、生データの回し読みが一番効率的。 この場合の自由記述欄への記載事項とは、   
  例えば、『公共施設の予約の方法が難しい』、
      『公共施設の予約状況一覧表をwebで開示してほしい』、
      『近隣にグラウンドが無い』
     とかとか
このような、自由記述欄への記載事項に属性(性別、年齢、居住区)に紐付けさせることもあまり意味がない。
生データ(アンケート結果)を開示せずに、1300件を関係者だけが回し読みして、都市計画(?)への盛り込みをすれば充分。  
開示するとなると、そもそも、誰が記載内容をPCにタイプ打ちすんの?? しかも300件のデータ抽出して開示なんて、無作為抽出の正当性も担保されない。

結論:幼稚ないいがかり

反石丸市長派の方は、やはりモノの考え方が浅い。アノ時、石丸市長は『統計』とは、と統計処理の概要を議会で説明していた。
なぜ、それを調べようとしない?
そもそもランク付けアンケートへのデータ処理(円グラフなどでの発表)と、自由記述欄への対処方法とかを混同してしている。

アンチ石丸派の動画

動画タイトル:
  取材不足ライブ 検証・「安芸高田市議会だより」虚偽記載② 
  トライアス石丸テイスト

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=-7GXZtNOpTI
動画主:取材不足

今回は、後半の40分30秒以降の山根議員のあたり


参考情報(個人的な思いも込めて)

アンケートへの統計処理に関する概要を記載します。

ウエイトバック集計とは

回収されたサンプル(標本)を母集団の構成に合わせて集計する方法。
母集団と回収サンプルの構成比が異なる場合に、属性の抽出率や回収率の違いを補正して、母集団構成比を復元(近似させる)する場合などに使用する統計処理の方法であり、国勢調査などにも使用されている。

注意点

母集団の内訳を正しく把握して適切に補正を掛ける必要がある。
今回の安芸高田市の例で言えば、予め把握しておく属性の一例としては、
・男女比
・世代比率
・居住区
・既婚/未婚
などなど。
国勢調査データのように日本国民全体の公のデータとして参照できる場合に有用。
ただし安芸高田市の場合は、住民数が少ない場合は、補正後の値が真の値との乖離が発生する可能性がある。
例えば、30代既婚者のアンケート回答者がイエスと言いながらも、そもそも30代既婚者のアンケート回答数が著しく低い場合は、極端に言えば、ほぼほぼ全員がイエスと回答したことになる。
個人的な推測では、30~40代の既婚者は育児と仕事に多忙のため、無益なアンケートに回答するヒトが少ないと思われる。
しかしながら、アンケートに回答しないヒトの胸の内は、
・市役所の事務事業にそもそも無関心(特段な不満と考えてない)だからこそアンケートに未回答
反対に
・市役所の事務事業に満足しているからこそ、アンケートに未回答
などなど、アンケート結果という真数に対して、補正後数値への検証(統計用語で検定とかいう)が必要となる。
個人的には、アンケート結果は、生データではあるものの、より真値に近い結果と考え、『確からしさ』の検証をしたところでも、ウェイトバック集計のデータは、しょせんは生データからの推測値という値にしかならない。

自由記述1,300件のアンケート結果の処理方法

個人的には、データ処理がなされるべきデータと思いますが、手間暇を考えれば、自由記述欄が書き込まれたアンケート用紙を回し読みすれば充分だと考えます。おそらく、30分か1,2時間程度の量かな。

ベストな方法(例えば)
まずは、
・PCにタイプ打ち
・市の組織名(事務事業)ごとに自由記述欄の記載事項を振り分け
・否定(クラーム・要望など) と 肯定(現状満足)の振り分け
等々かな?
以上までの処理で、かなりの膨大な時間が発生しますし、ましてやその開示方法まで考えると、一層の時間の業務量になると思います。
それをやるかと言えば、私ならば、手の内にデータだけを保存という方法を選択します。


追記

社内向け展示会のアンケート処理に苦戦した覚えがあります。
属性を
・性別
・年代別
・事業部別
・役職別
として、
アンケートの項目として
・市場性のある展示物か
・興味があるか
などの4か5項目に対するランク付け回答までは、ある程度はヒトと時間を掛ければ、生データをエクセルでできます。
結構、傾向が出て面白いです。
ただ自由記述欄の項目については、ぶっきらぼうに『特段なし』と記載されているデータもあれば、こまごまとした文字でビッシリと記載されたものもあります。もちろん頓珍漢な記述(記載する場所の間違い)
それをタイプ打ちして検証して云々って、かなり骨が折れます。
ちなみに他の事業部では、タッチパッドでアンケート処理(⇒サーバ処理)をしたことがあったそうですが、タッチパッドでは自由記述欄がほとんど空白になったとか。
アンケートって、そんなもんです。


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