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【平沢進】ナーシサス次元から来た人

平沢進をご存知だろうか?

私は歴が浅めの馬の骨なのだが、平沢進公式ホームページには、ナーシサス次元から来た人というタイトルで、なおかつ、要BGM(ナーシサス次元から来た人)という前書きがある文章が載っている。

馬の骨だから、なのか、私の共感性の問題なのか知らないけれど、はじめてこの文章を読んだときに泣いて、ニコニコ動画にあるMADも見て二度泣いた。

そう、この世界線ではない世界で、平沢進はプロのミュージシャンにならなかったかもしれない。平沢進は25歳で空腹で息絶えていたかもしれない。最期はsayaに看取られていたかもしれない。そうしたら馬の骨という概念も無くなる。

とにかく平沢進は文才がある。馬の骨でさえ理解できない歌詞を書くのだから、さもありなん。

白虎野の娘の歌詞を思い出す。




『あの日やあの日に超えてきた分岐が目を覚ます』


全てを偶然としない。分岐を選び取って末に、愉快な未来にたどり着いた平沢進がいる。
その平沢進がフジロックに出演するという世界線に生きててよかったー!

ナーシサス次元から来た人を聞くたびに、私も分岐を超えてここまで生きてきたのだ、とジーンときてしまうのだ。


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