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”本気で”という言葉に圧倒されてしまう

今の自分を変えたい
このままの人生では嫌だ

そう感じてネットやSNSで色々と調べてみる。
そこでセミナーなどのお知らせを見つけるも

「本気で自分を変えたいと思っている人限定・・・」

”本気で”という言葉をみて
「変えたいとは思っているけど、本気でと言われると自信がない……」
と萎縮し圧倒されて結果動けない人がいます。



ブログにお越しいただきありがとうございます。
心理カウンセラーの飛田竜之介です。
よければ最後までお付き合いください。



これは僕自身も昔感じていたことです。
「今の自分ではダメだ……」
「何とかして変えたい……」
そう思って色々と調べたりしました。

すると必ず「”本気で……”」と書いてあるところが
1つや2つは出てくるんですね。

それをみるたびに
「変えたいとは思っているけど、本気でと言われると……」
と少し身構えてしまう自分がいました。
結果いつも動けないまま。

そしていつも
「それは本気で変わりたいと思ってないってことだよ
本気で変わりたければ行動できるよ」
なんて声が聞こえてきました。

誰かに相談したときにも
もしかしたら同じことを言う人は意外と多いかもしれませんね。

心理カウンセラーとして言えることは
「そうかもしれないし、そうではないかもしれない」
ということです。

本当は変わりたいとは思っていないけど
変わらなきゃ!と思っているパターンもよくあります。


例えば、ある企業で働いているとします。
同僚たちはスキルアップのために資格の勉強をしたり
将来の独立のために色々と準備をしたりしています。
そんな周りを見て、なんとなく自分自身も
「変わらなきゃ」「資格の勉強しなきゃ」「独立も視野にいれなきゃ」
と考えます。
ですが、どこかぼんやりとしてやる気も起きません。
それは実は、その人がそれを望んでいないから。
その人にとっては会社に勤めて、安定したお給料と家族と過ごす時間の確保することの方が大切だったからです。
周りに流されて、自分もそうしなくちゃと感じるパターンは多いです。


もう一つが、本当に変わりたいと思っている。
でも、走る体力がなくて動けないというパターンです。
エネルギーが枯渇している状態ですね。

車はガソリンがなければ走れません。
どんなにすごいマラソン選手でも休息がなければ
走り続けることは不可能です。

そんな当たり前のことはわかるのに
なぜだか私たちは、それを自分の心に当てはめることはできません。
まるで常に走り続けることができるかのように扱ってしまいます。


そうではないんです。

一流のパフォーマンスをするには十分な休息が必要なんです。

休息を与えていないのに自分を変えようとしてしまう。
でも、心は動く力が残っていません。
だから、変わりたいと思っていても動けない。

しかしそれを理解することができず、気付くことができず
「変わりたいはずなのに動けないなんて……本当は変わりたいと思っていないのかな……やっぱりこんな自分はダメだ……」
と自己否定に走ってしまうんですね。


そんなことはありません。


もし、動けないなら動けないでOKです。
自分の心が満たされることをしましょう。
そうすると、心が充電されてまた動けるようになります。
このときポイントになるのは
すぐに走り出せるわけではありません。
車も徐々に速度をあげますよね?
いきなり60キロで走り出すことはできません。
ランニングでも、いきなり飛ばして走れば
すぐに息切れしてしまいますよね?
心が充電できたら、まずは準備運動して、ウォーキングをして
それから走り出しましょう。

そうしていけば
少しずつ自分を変えるための行動ができるようになっていきます。

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