今週の投資関連注目記事(7月第4週)
基本的に週末、一週間分の新聞・雑誌等から、気になった記事をピックアップ。三行以内にまとめて、素人投資家ならではのゆるくて無責任な視点で、思いついたことを自由気ままにコメントしていきます。
尚、具体的な企業名も度々登場することになりますが、記事になった時点で既に株価には反映されているものと認識しており、購入を煽るものではありません。
・日本人資産額 世界17位
2023年の日本の成人1人当たりの資産額は、中央値が10万6999ドル(約1650万円)で前年と同じ世界17位に。株価や不動産価格の上昇を受け、前年よりも大幅に増加したが、円安進行でドル建て額が伸び悩んだのが響いた。
7.27 東京新聞
世界首位は前年に続いてルクセンブルクというのが意外だと思ったら、これは少数の富裕層の資産額で押し上げられる平均額ではなく、資産額の順位の真ん中を表す中央値であり、生活実感に近いとのこと。
・日鉄、中国宝山と合弁解消
中国で日本車メーカーが苦戦する中、日本製鉄が半世紀にも及ぶ宝山との協力関係を全面的に見直し、中国の鋼材生産能力を7割削減する。中国事業を縮小し、米国やインドに経営資源を集中する動きが加速する。
7.24 日本経済新聞
日系自動車メーカーの、中国事業転換期の象徴的な出来事になるのだろうか。それと自動車関連でなくとも、中国に進出している企業経営者にとって精神的影響が大きくなりそう。中国駐在員もさらに減るだろうし。
・金に群がる中国の若者
中国では贈答や投資目的に、中高年以上が伝統的に金を好んで買う印象が強かったが、ここにきて若者の金買いも加速している。宝飾店にとって、いまや若者の金買いは収入の柱になっている。
7.24 日本経済新聞
中国では政府だけでなく個人も金を爆買いしているということになるけど、いくらでも印刷できるお札と違って、金はそうもいかないから相対的に価値は上がっていくはず・・・堅実で真っ当な判断だと思う。
・ゴルフ初心者にAIキャディー
ソースネクストが、ゴルフのラウンド中に助言をくれるAIキャディーを発売する。帽子などに端末を取り付け、プレー中にボタンを押しながら話しかけるとルールや距離を確認したり、打ち方や不調の対策を聞いたりできる。
7.24 日経MJ
多くの初心者は、キャディーの助言も耳に入らないくらいバタバタと走り回ることになるので、使いこなせないのでは? 業績不振が続くと何もかもがズレていると感じてしまうが、使っている人がいたら感想を聞いてみたい。
・香港で増える「ゲーセン」
高い賃料が多数の起業を妨げてきた香港では、店舗賃料は2015年のピーク時から90%下落したところもあり、多くの若者が無人運営でコストを抑えることにより簡単に稼げることから、ゲームセンターを経営している。
7.21 日本経済新聞(AsiaViews)
ゲーセンの急増は中国本土から観光客が押し寄せて、香港で多額を消費する時代が終わったことを映しているとのことで、香港の景気悪化を象徴する場所といえそう。若者の起業といえばきこえはいいけど、明らかに悪い傾向。
・仕組み債 照準は高齢の母
生活ぶりは堅実そのものだった1人暮らしの高齢女性が、大手証券会社の営業担当に勧められるがまま、「仕組み債投資」で1000万円超の損失を出していた。一方の証券会社担当者は営業実績が評価されたのか本社幹部に栄転。
7.21 日本経済新聞
最終的には裁判で「複雑な商品について理解することは困難だった」と認定し、証券会社に約950万円の損害賠償支払いの判決が確定したとのことがが、汚いやり方には気を付けるしかないということか。
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