今週の投資関連注目記事(9月第4週-2)
基本的に週末、一週間分の新聞・雑誌等から、気になった記事をピックアップ。三行以内にまとめて、素人投資家ならではのゆるくて偏見だらけの視点で、思いついたことを自由気ままにコメントしていきます。
尚、具体的な企業名も度々登場することになりますが、記事になった時点で既に株価には反映されているものと認識しており、購入を煽るものではありません。
・自民党新総裁に石破茂氏を選出
石破元防衛相と高市経済安全保障相の上位2人による決選投票となったが、石破氏が逆転勝利。石破氏は過去に金融所得課税や法人税の強化に言及したこともあり、日経平均先物は急落。週明けの国内株式市場は大波乱必至。
9.28 読売新聞他
「金利のある世界」というスタンスの石破氏勝利は投資家にとっては悲報のようだけど、早速出演した経済番組で「”貯蓄→投資”の動きを止めるつもりはない」と発言したことでとりあえず安心した投資家も多かったのでは。
・東エレク今期、AI向け売上高2.5倍
東京エレクトロンのAI(人工知能)向け売上高の全体に占める比率は25.3期に30%(前期は15%)に増える見通し。市場ではAI用半導体の動向を警戒する声が出始めたが、同社は今期だけでなく来期も需要増が続くとみている。
9.27 日本経済新聞
地域別では中国向けがなお強く、来期の中国売上高については「見通すのは難しいが、今期と同水準ではないか」とのこと。
・AIで豚の体重推定
日本ハムがAIによる豚の体重推定サービスを始める。出荷のタイミングを決めるのに必要な体重測定で、豚を計量器具に載せるのは重労働だが、豚舎につるしたケーブルから3Dカメラが撮影し、撮影画像から体重を推計する。
9.27 日刊工業新聞
高齢化が進む畜産農家の負担軽減につながるうえ、体重計に乗ることを嫌がる豚のストレス軽減にもつながるとのこと。一石二鳥で横展開もできそう。
・リンテック、先端半導体部材を量産
粘着紙大手のリンテックが、AI(人工知能)向け先端半導体などを製造する際に使う防じん膜を量産する。露光装置から発生する高熱に耐えうる高耐熱性で、傷やホコリが付くのを防ぐ役割を果たす。投資額は50億円程度。
9.26 日本経済新聞
粘着フィルム材同様、耐熱性の高い特殊材はかなりの高付加価値・高単価だと思うので、それを加工するメーカーを含め、利益向上が見込める?
・NTTデータGのREIT、シンガポールに上場
NTTデータグループがデータセンターを投資先とするREITを来年6月までにシンガポールに上場させる。外部から資金を調達しやすくする仕組みを整え、生成AI(人工知能)向けなどが活況なデータセンターの建設を加速する。
9.26 日本経済新聞
データセンター専門のREITは国内企業では初めてとのことだが、今後も続々と出てきて、すぐにバブル状態になってしまうのだろうか。
・海運大手、クルーズ船強化
コロナ禍からの世界的な需要回復をうけ、海運大手などがクルーズ船事業の強化に乗り出している。 ただ、港湾の機能不足やオーバーツーリズムなどの問題も多く、受け入れ体制の整備が課題となっている。
9.26 読売新聞
数千人単位の旅客が入国するクルーズ船を巡っては、寄港先で交通渋滞を招くなどの問題が表面化しており、欧州では、寄港回数や上陸人数を制限する動きもあるとのこと。
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