モチベーションポイントの把握の仕方
こんばんは!ミドルマンです。
今日はモチベーションの見つけ方についてです。
担当するチームメンバーのそれぞれのモチベーションのポイントを把握することは以下の点で重要です。
・やる気スイッチを把握でき、そこに沿った動機付けができる
・反対にモチベーションが減衰するポイントも把握でき、適切な管理・介入度合いを調整できる
マネジメントは人間対人間の営みであり、パーソナリティや特性も絡む、いわばナマモノです。成長支援についても自分の経験則から編み出した一律の手法でアプローチしても全く響かない、反ってモチベーションを減衰させてしまいます。
ですので、各メンバーにとって筋の良いアプローチを行うためには早期にそれぞれのモチベーションポイントを把握することが重要です。
ではどのようにして見つけるべきか。ベタな手法かもしれませんが私はモチベーショングラフを一緒に描くことをお勧めします。
対象期間はできれば1年。事業サイクルや人事異動の変化に伴い、モチベーションが大きく変化するメンバーもいますので、その把握のためにはできれば1年で描くのが良いかと思います。
とはいえ、長すぎても短期記憶に引っ張られる傾向の方が強いと思いますので、半年~1年ぐらいが理想かと思います。
私はこれを実施して意外な発見がたくさんありました。
・(業績達成に拘りは無さそうに見えたメンバーが)実は業績未達に無力感を感じ、コンディションを崩していた
・組織内のメンバー同士のハレーションがあった
・人事異動に伴い、一緒に励ましあえるメンバーがいなくなって孤独感を抱えていた
・業績達成へのモチベーションアップではなく、自己スキルが組織貢献につながっている点がモチベーションアップにつながっていた
この手法が素晴らしいのが「強制的にモチベーションポイントの言語化につながる」点です。あなたのモチベーションポイントって何?っていう質問に対し、素早く答えられる十分な自己分析ができているメンバーはむしろ少ないのではないでしょうか。時系列に一緒にモチベーションの高低とその背景を言語化していく作業を積むことで、各メンバーのモチベーションポイントの解像度を高めていくことができます。
ぜひ試していただければと思います。