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自分の役割とは~介護の仕事から学んだこと~

昨年の6月から10月まで、
「介護職員初任者研修」を受講し、資格を取得しました。
受講料は会社持ち、受講時間も勤務とみなされるので、ありがたいです。

試験自体は難しいものではなく、全ての講義を受けていれば、大抵の方は受かります。
合格に点数が届かなかったとしても、受かるまで再試験が受けられます。

目標としている介護福祉士の資格を取得するまでには、段階があり、
次に取得するべきは「介護福祉士実務者研修」
そして「介護福祉士」の資格。

介護福祉士の受験資格を得るためには、実務経験が3年以上あることが条件。

今の職場に勤務して約1年半。あと2年後には介護福祉士の資格を取得するのを目標としています!

介護職員初任者研修で学んだこと

10時から17時までの講義は、興味深い内容ばかりでした。
もっと「介護」や「福祉」のことを知りたくなった。

講師の方々の職業、年齢は様々。

保健師、助産師、看護師、ケアマネージャー、介護士、社会福祉士。
資格を併用して持っている方もいます。

80歳の先生もいました!
80歳であんなにご活躍されてるなんて、素晴らしい。

クラスは6人。全員女性でした。

現在介護業界で働いている方、これから働こうとしている方。
介護について勉強したい方。
和気あいあいとした楽しいクラスでした。
最終日には連絡先を交換し合い、また会う約束をしたのですが、
オミクロン株が流行りだし、延期延期で残念です。

ある講義で、先生に質問されました。

「あなたの役割は何?」

「家族の健康を守ること・・・。美味しいご飯をつくること・・」

質問の意図がわからなかったので、自信なく答えました。

先生がみんなに伝えたかったことは
「何歳であろうと、認知症であろうと、障がいがあろうと、人は役割を持って生きる必要がある。役割とは生きがい。どんな小さなことでもいいから役割を持ってほしい」

グループホームで生活している利用者さん達のことを思った。
自身が何もしなくても、食事は出てくるし、洗濯は済んで、畳んで自室のタンスにしまわれている。
そこに「役割」はあるのだろうか。
考えさせられた。

もっと一緒に家事をしたり、縫物をしたり、素敵な壁画を作って楽しんだり・・利用者さんとできることはたくさんある。
皆さんとても器用ですし、長年の主婦業から、家事はお手の物なのだから!

介護とは、~をしてあげる。のではなく、
本人ができないことを、できるように、または現状を維持できるように
「支援すること」

「してあげる」のはそんなに難しいことじゃないし、むしろその方が楽です。
そうではなくて、本人が持っている能力を引き出すことが大事。
介護する側のペースで物事を進めてしまってはいけない。

私は、これらのことを絶対に忘れないで、今後も介護職を続けていきたい。

相手は人。私が利用者さんの生活にお邪魔させてもらってるという意識を持ち、その中で何ができるかを考える。
決して横柄になってはいけない。

初心忘れるべからず!




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