偽りの希望
いつからか、
希望という名の
偽りの真実を創るのは
やめようと思った。
希望は謳うモンじゃねえ。
噛み締めるものだ、と。
流れるままでいいじゃないかと。
親しい友達と、又はペットと
温かい気持ちで息を吸い、吐く。
こうして居られることが
すでに奇跡で
これこそが希望じゃないか、と。
創られた希望は破滅を呼ぶ。
そう解ったんだ。
本当の希望とは、雫の様に小さいんだ。
尊大な希望はフィクションなんだよ。
現実逃避するための高揚なんだよ。
現実を愛そう。
嘘を愛せるほど強くないでしょう?
真実なら、誰だって
愛することが出来るはずなの。
現実を見る勇気さえあれば。
愛そう。未来じゃなく、今を。
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