歴史から学べ!-歴史思考
今回紹介するのは、深井龍之介さんが架かれた『歴史思考』という本です。
歴史思考とは?
この本では「歴史思考」を下記のように定義しています。
絶対的な価値観は存在しない
著者がまず話しているのが、価値観は絶対ではないということです。
人類の歴史から見ると、「今」というのは点でしかありません。
すなわちその時点での価値観は一時的なものでしかないのです。
明日には変わってしまうかもしれないし、数十年数百年かけていつの間にか変わっていくかもしれない。
自分を卑下しない
ひとりの人間の生という短期的な評価に意味はありません。
本書で語られる歴史上の偉人たちはいずれも遅咲きでなんなら自身が死んだあとに評価されることだってあります。
その理由としては、よく言われるような歳をとっってから始めても意味がない、とは真逆の経験を重ねることで年を取るほど可能性が広がる()
存在があれば人生の99%は成功
生きてさえいれば誰かに影響を与えられる
一時的な失敗や成功だけでははかれない
そのときは「最悪や」と思っていても、その経験がのちにあなたを助けることもある
比較対象を見つける
比較をしないから問題の輪郭を描けず、迷ってしまう
これからの時代に必要なこと
昔は武士に生まれたら武士、農民に生まれたら農民というように選択肢が最初からありませんでした
選択肢がなければ生き方に悩むことはなく、求められる役割がはっきりしていたので、ある面では良かったのかもしれません
しかし、今の時代は生き方が自由と言われています
そして自分で生き方を決めるということは、自分の生き方に自分自身が責任を持つということ
それを助けるために必要なものが、教養や古典になります
今の時代の我々が悩むようなことは大概昔の人も悩んでいます
古典にこそヒントが残されているはずです
何より大切なこと、それは価値観を唯一絶対のものと思わず、多様な価値観を認める
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