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7歳息子に学ぶ今を生きるということ
先日、小学校の個人面談があった。
2年生息子の担任の先生に、『夏休みはどこかに行かれますか?』と聞かれた。
今まで、個人面談であまり聞かれたことのない質問だ。話すことがなくなって雑談するつもりなのかな?と思いつつ、『キャンプに2、3回行く予定です。』と答えると、先生は少し嬉しそうに、キャンプについて色々と尋ねてきた。
そして『他の子達が夏休みの予定を話してる時に、いつも何も言わないので心配してたんです。』と言う。
え、そうゆうこと?!
どうやら先生は、息子は夏休みにおでかけの予定がない可哀想な子かもしれないと思っていた?
ようだ。
我が家には、息子と対照的な性格の小4の娘がいる。娘はこちらの記事でも書いた通り
夏休みのお出かけのことで数ヶ月前から頭がいっぱいで、お友達や学童の大人にもその話ばかりしている様子。
我が家はそんな娘がトークを仕切っていることが多い為、夏休みのキャンプの話はもちろん息子の耳にも入っているし、息子もその時は話題に参加していたはずなのだ。
なぜ息子が学校でその話を、先生に心配されるほどに一切しないのか?
私には分かる。
忘れているのだ。
家で話している時には息子も『キャンプ楽しみだなー』とか『夏休み楽しみだなー』と口にしていたし、それはその瞬間の彼の本心に間違いない。
しかし、ひとたび学校に着いてお友達と遊んだり、一生懸命勉強したり、掃除したり目の前のことに集中しているうちに、昨夜家で交わされた会話は彼の頭から消えているのだと思う。
ちなみに、個人面談では夏休みの話のほかに
『掃除をクラスで1番一生懸命やっています。隅っこや、教卓の下の埃も見落とさず、集中して取り組んでいます。』と言われた。
その話を聞いた時、『一掃除、ニ信心』という禅の言葉を思い出した。
禅の修行では、掃除をとても重要な作務と位置付け、余計なことを考えず、目の前の汚れに集中することが、『今を生きる』という禅の教えにつながると考えられているようだ。
『今を生きる』ということを、私はここ数年意識しているつもりなのだが、気を抜くとすぐに過去や未来が頭をもたげる。
意識していても、こうなのだから何も意識しなければすぐに頭の中は過去と未来でいっぱいになり、現在が入り込む余地はなくなってしまうのではないかと思う。
現に数年前までの自分は、そうだったように思う。
全力で『今を生きる』息子をお手本にして、生きたいと思う今日この頃。
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