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THE FIRST SLAM DUNKをまた見に行った【ネタバレ/長文】

先日3回目となる観賞をしてきました。

1回目→試合がおもしろいのとリョータの暗すぎる過去のギャップで風邪をひく

2回目→リョータの過去も飲み込むことができて満足する

という感じでした。時間をおいて見に行って改めて感じたことを書きたいと思いました。

①リョータキャプテン体制の未来を見たかった

最後の方に円陣を組んだ時、赤木が声出しをリョータに任せる場面があります。次のキャプテンはお前だぞ、ってことですね。

漫画ではIH後に新キャプテンとして挨拶をするリョータが少しかかれています。死闘が終わって日常にもどったラストはとっても好きでした。
一方、映画では(大学生と思われる)リョータが渡米しています。このシーンは井上先生のバスケ界へのエールみたいなものだと思うので大好きですが、せっかく継承の儀式があったんだから、新キャプテンとして湘北体育館で汗を流すリョータを見たかった、かも。
でもバスケ留学してるってことはリョータキャプテンの時に割と実績を残せたのかな?と思うと熱いですね。

②ミッチーの2年間

追加シーンがいくつかあったミッチー。
中学の頃リョータと会っていたことになったしグレてから試合見にきてるし安西先生から隠れてるし。
追加シーンがどちらもバスケへの未練と後悔で…。試合を見たのはあの1度きりかもしれないけど、あれは未練があるからこそだし、安西先生と顔をあわせられないのは去ってしまったことの後悔だとおもうし。そう思うとミッチーの2年間は私が思うよりずっと辛い気がしてもっとミッチーを好きになりました(偏愛)
あ、あと復帰後に体育館入る時ぺこりしてるのが良かったです。

③取捨選択の難しさ

何度見ても頭の中であのシーンもあのシーンも脳内補完されるしなんならナレーションも再生されるけど、やっぱり見たかったカットシーンの数々。

流川は仙道との回想がないので己で局面を打開した形になりました。それはそれでいいんですが、プライドが高い流川が安西先生に「仙道くんには及ばない」と言われた後に仙道に会いに行ってるのが、負けず嫌いが出てて最高に流川だし、名前間違えて伝えてくるのが最高に仙道だったので、やっぱり見たかったかな。

赤木に関しては大分カットされてしまって、全国への想いとか山王への想いが伝わるかな、と心配してしまいました。こちらも魚住のシーンがなくなって代わりにバイキンマンみたいな先輩にツンツンされて自分でそれを叩き潰す形になっていました。魚住の言葉で覚醒するのが好きなのでやっぱり見たかったかな。…うん、でも包丁はまずいよ包丁は。。

花道の「大好きです、今度は嘘じゃないです」はスラムダンクで1番の名言だと思ってるのでいれてほしかったけど晴子ちゃんをベンチに来させることができないから厳しいですよね。

思いついたのはこの3つ。事前に人物説明が必要だったり描写として無理があるところはカットされてるな、という印象。
井上先生自身じゃないととてもじゃないけどカットできないであろうシーンばかりなので原作者の思い切りのよさはすごいな、と改めておもいます。

④動く深津は最高だ!

原作では黒子に徹するあまり、大きな見せ場があまりない深津ですが、リョータ目線の深津の怖さは何度見ても最高。
何回見てもかっこいい!って思うし、こんなやつに勝てないぴょん…って思う。

原作でも言われてるめちゃ低ディフェンスの圧がすごい。鮮やかすぎるパス捌きも気持ちいいし何よりキャプテン感がすごい。最後みんな集めてなんか言ってるとことか最後のたくされたゲームメイクとか。映画によって山王で1番好きなのは深津だと気付かされました。


あとは客席にいるあの集団は海南かな、とかミッチー復帰の時に花道はちゃんと基礎練やってんな、とかストーリー外の部分に注目しましたが、やっぱりじっくり見たいのでBlu-rayでたら絶対買うぞと思いました。

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