【デッキ紹介】スパークガン・ド・ヌーベルズ
こんにちは、那須鳴弦というものです。いま緊急でデッキ紹介書いています(イゾルデがちょっとずつ怪しくなってきているため)
タイトルの通り、今回は《スパークガン》を【ヌーベルズ】で運用してみよう!というデッキになってます。
ヌーベルズはお料理というまあまあ珍しいフレーバーみと、かなり癖のある効果を併せ持つ、考え甲斐のある儀式テーマです。まあまあ珍しいフレーバーみのせいで、絶対言わなくていいお料理ジョークを挟みたくなるので困っています。
いつもは大枠を書いたうえで細かい話をするんですが、今回は自分が作った時の道筋のまま書き、最後にレシピを載せる構成にします。
なぜかというと自分がデッキを作るときは概ね、
みたいな感じなのですが、今回は「《スパークガン》というカードを【ヌーベルズ】というテーマでどれだけ生かせるか」ということをブレずに最後まで考えていけたのが個人的に嬉しかったので、それを記録に残しとこうというハラです。最初にレシピを見てもらってももちろん大丈夫です!
順々に説明していって、最後にレシピ~という構成になるのでちょっとまどろっこしいかもしれませんが、何卒よろしくお願いします。
コース料理だと思って、ね。
【ヌーベルズ】について
見た目ではわかりにくいと思い、表にしてきましたので下図をご覧下さい。だいたい知ってるよという方は次の章まで飛ばしていただいて大丈夫です。
純構築だと上(魚料理)と下(肉料理)を行ったり来たりするデザインなのですが、当店では戦士族である肉料理しか扱いません。HEROとの相性を重視した結果ですね。
なんで図に赤矢印が引いてあるかというと、下級ヌーベルズには場の攻撃表示モンスターをリリースすることによって次のモンスター(料理)を出す、という効果があるからです。
共通効果とは言えないくらい各々ちょっとずつ条件が違うところがややこしい感じになっています。ざっくりと「対象になった時(できる)、攻撃表示モンスターと一緒にリリースして進化する効果なんだな」という認識で大丈夫です。
そしてそれぞれ、特殊召喚時に効果を発揮します↓
なんか物騒な効果もあり、戦士族連中だけでも十分戦えそうな雰囲気がありますよね。一番下の子(☆2)は《儀式の下準備》にも対応していますが、専用の下準備も用意されています↓
簡単に説明すると、こんな感じのテーマです。
スパークガンについて
海外版は大人のおもちゃみたいな色合いをしている。
作成道中
①きっかけ
ワイルドサバイバーズ発売直後、僕はドリルさんの『新弾見る枠』を見ていました。新規カードの効果を確認しつつ、相性のいいカードをあげてこう、という勉強枠ですね。
自分も「これは」と思うものについてコメントしたりしてました。
恥ずかしかったので、このあと30分くらいROMりました。
"禊"が終わって話題は「相手の守備表示モンスターをどうするか問題」へ。そこで浮かんできたのがスパークガンでした。
・表示形式を変更できる
・自分のヌーベルズを対象にとって効果を起動できる
というシナジーが見込めそうですね。コメントする前にテキストを5回くらい確認しました。
自信がなさそうなのは、「スパークマン+スパークガン」を場にそろえつつヌーベルズを展開するのがあまりにも無理そうだったからです。
しかし放送終了後もまだスパークガンが気になる、使えたらおもしろそ~~~となり、「まあ一回作ってみっか!」ということでデッキを考えてみることにしました。
②スパークマンをどう出すか
大人になってからHEROを使ったことがなかったので知らなかったのですが、今や1枚からスパークガンをぶっぱなすところまでいけるらしいです。すごい。
②でガンをサーチできる
③でマンに変われる
ので無理がない感じがしますね。
しかし問題は「相手が殴ってきてるならもうスパークガン要らなくない?」ということです。相手が守備表示で固めてきた時にこそ攻撃表示に変えてヌーベルズで食べたいのに……
戦士族でまとめる以上イゾルデがどうにかしてくれるというのもあるのですが、もっと別の方法で「スパーク」カードに触れる手段を作らないといけないなあとなり、まずはそこから考えてみることにしました。
そうしてこのデッキの肝のひとつになったのが《陰の光》です。このカード好きなんですよね~
そもそもが対象を取る効果のため、すでに相手の場に攻撃表示モンスターがいるならばそれを食べるという択がとれるのもいいところですね(当然リクルート効果は不発ですが)。
これでヌーベルズ→スパークマンへは何となく繋がったようになりました。
②対象にとるカード
再三書いている通り、ヌーベルズの効果起動のためには「対象に取る効果に直接チェーンする」という工程が必要です。もちろんスパークガンでもいいのですが、3発しかない効果を自分に使うのはなんかもったいない。
なので使い減りしない、対象に取るカードを用意したいところです。
ヌーベルズ学会ではこのように結論付けられています。
このデッキは戦士軸、かつ☆2→4→6と最大でも二回しか進化しないため、自分相手ターンで使えるSローランを入れるのが良かろうという風になりました。
③HEROからヌーベルズへ
陰の光によってヌーベルズ→HEROは開通した(っぽい)のですが、逆に「HEROを起点にヌーベルズを展開したい」という欲を抱いて初動を考え始めます。イゾルデがいるのでサーチまでは楽ちんなのですが、特殊召喚まで見据えると悩みどころです。
しかし、僕がよく読んでいなかったさっきの罠カード↓には相手ターンに儀式を行う効果があるので、これでイゾルデで加えたものを出せるんじゃないか、という目論見を立てます。
よって初動の目標を下記の通り設定しました。
これがだいぶ大変でした。「HEROからの初動……HEROからの初動……」と呻きながらこれやあれやといじくるうちにひらめいたのが、
ヴィサス初動です。
④初動
プリズマー+1体で成立します。
さらに言うとスケアクローライトハートになれるカード+1でほぼ成立します。
これによりHEROから入っても、相手ターンにヌーベルズをふるまうことができます。
⑤後攻どうしよう
初動をかっちりと決めたデッキは往々にして後攻が弱い。これは普段きっちりしている委員長の”後ろ”が弱いのと同じですね。
ここからは手数を増やしていくことを考えます。イゾルデのことを考えると戦士族がいいですね。
打点は低めですが使いやすい効果をしています。ローラン↓からのサーチをスパークガンと使い分けられるのが最高です。
⑥その他のHEROたち
こうして仮組したもので何回か遊んでいるうちに「プリズマーが残ってターンが返ってくる」というケースが結構ありました。
「じゃあエクストラにスパークマン素材の融合モンスター入れとけばスパークガン装備できるな」となって入れたのが、
ダーク・ブライトマンです。なぜかというと《インスタント・コンタクト》で場に出せば陰の光からヴィサスを引っ張ってこれるし、”ブルズ”アインで装備して自爆すると2枚破壊になって美味しい、というシナジーがあるからです。
併せて、相手フィールドに攻撃表示モンスターを用意できるネクロイド・シャーマンも採用されました。この辺は結構渋い採用になったなあと気に入ってるところです。
能動的に手札からスピリットオブネオスを出せるクロスキーパーも入れて、HERO周りはフィニッシュです。アライブ+エアーマンで1枚初動にするのも考えたのですが不採用になりました。2枚目以降の役割がなさすぎたので……
⑦スパークガンのバリューをあげよう
ほかの表示形式変更カードにない、スパークガンの強みとはなにか?↑このときはどうすることも出来ないので心にそんなことを問いかけていました。
その結果、スパークガンだけが持つ強みとは自由度の高さだと思い至りました。
相手の表示形式を自分の思い通りにそろえるのは、全体表示形式変更のカードや強制攻撃誘導のカードにはできない芸当です。
それを生かせるカードないかな~と思っている中で思い出したのが、
これです。これは以前オフ会である方から食らってかなり感銘を受けたのでパクりました。ライバル店の視察はレストランの基本。
当店では初動で使ったこれ(↑ヴィサス+ライヒハートのセット)を戻して出していきます。また、ヴィシャスアストラウドをフォアグラシャでEXデッキに戻してやると、再度除外してすぐに再出力できます。
決まれば8000打点は余裕で出るので、クロシープやフィールド魔法のドロー効果で引き込んでいきたいカードになってます。
レシピ
そういうわけで完成しました。門外不出のレシピです。
「ヌーベルズのデッキ」としても「スパークガンのデッキ」としてもこれがベストだとは思いませんが、「スパークガンをヌーベルズで使うには」という問いに対してはかなりいいものが作れたんじゃないかな〜という満足感はあります。
もう一個イゾルデを使ったデッキがあるので次はそっちの紹介をするかもしれません。おれは一体何に追われてるんだ。
ここまで読んでいただきありがとうございました!
余談
その日ぼくはこのデッキの細部を詰める作業をしていました。
エクストラデッキまである程度めどが立ったのでニューロンの更新を済ませて風呂入るか、といった頃合いに友だちからラインが来ました。
急いでYouTubeを見に行ってみたら、めちゃくちゃいいタイミングで自分のデッキが更新されてたみたいで死ぬほど笑いました。
撮影用のデッキを失ったのにいいねを押してくれる度量に謝謝~
ここでも言及されてて嬉しい。実質出演。
こんなこともあってかなり思い出深いデッキになりました。思い立ったデッキは作ってみるもんですね。
それでは、ほなほな~
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