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読んだ本の紹介 vol.1

私はよく本(特に専門書)を読むので,完読した本を少しずつ紹介したいと思います!!

vol.1で紹介する本は,
山田 剛史・村井 潤一郎(2004). よくわかる心理統計  ミネルヴァ書房
です。


私が学部に入学する際にまず買った本ですね。特に文系で数学を不得手とする学生にとって,非常に分かりやすい心理統計学の入門書です。特に確率統計に関する記述に紙面を多く割いており,統計をイメージや視覚で理解することの重要性が伝わります。推測統計や統計的仮説検定については,主にt検定と分散分析を扱っています。現在は,様々なソフト(ex. SPSSなど)で,すぐ出力できますが,t検定や分散分析を手動で計算して,その統計プロセスを学ぶ意義は大きいでしょう。
私は,定期テストのために,この本を少なくとも4回は反復して読みました(笑)。

本文に書いてあること(特に正規分布に関するところ)は,統計学の基礎でありつつ,一番難しいところだと思います。また,コラムも統計学において非常に重要なテーマを厳選しているので,必読と思います。

しかし,この本に書いてある統計的仮説検定の手法は,数多くの推測統計のごく一部ですので,より広範囲な統計的理解のための書物も今後紹介したいと思います。

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