自己決定と自己責任という名の罠 その2

私がバプテスマを目指しはじめた時に、母から信仰の妨げになるとリカちゃん人形とジェニーちゃんを処分するように言われた。


それだけは本当に嫌で嫌で。大切にしていた人形達と買ってもらったばかりのリカちゃんハウス。私はずっと無理と泣いて訴えた。

お願いだから捨てないで。

母は泣いて捨てないなんて。ほんとに信仰が足りないと言われた。

このとき母から結構抜き打ち机チェックがはいり、友達から貰ったもの。授業でかいた小説に、クラブ活動で書いた童話すべて空想は相応しくないと集められて、聖書の根拠を言われ捨てるのは貴方の意思に任せます。と言われ自分で自宅の焼却場に持っていき、泣きなが燃やしたばかりだった。


だからまさかリカちゃん人形がターゲットになるとは思わず、パニックを起こした。

どんなにお願いしても母の首が縦に振ることはなく。信仰がない子は滅ぼされちゃうのか。滅ぼされたくないから捨てるしかないのね。って。

大きなごみ袋に泣きながらずっと集めてた洋服、ハウス、人形たちをつめて外のごみ箱に捨てました。

母はこれで進歩出来るよ。エホバは喜ばれるわよ。良く頑張ったわね。

そして最後に、母から

捨てたことはね

自分で決めたこと!自分で祈って自分で判断したこと。お母さんは捨てろとは言ってないから。あなたの意思で捨てたこと。忘れないように。

私の中では後悔をすごくした。沢山泣いた、母に文句を言いたかったけど結局は自分で決めて捨てたんだと。だから母に言えないこの消化出来ないモヤモヤをずっと抱えていた。


ただ幼い時のその植え付けは白か黒かの考えになってしまって。灰色の部分が見えないという難点の大人になって、jwにも留まるか、排斥断絶かの決定しかないとか考えてました。

でも痛みが少ない自然消滅爆走も有るんだよね。

それに私の決定でしたことと言われるわけだし。
経験値の少ないガキにさせることではないよね。


リカちゃん人形か~懐かしいなぁ。そういえばお風呂に入れてあげて、髪の毛を乾かしてあげたらドライヤーの熱で全部溶けてハゲにして、かつら買ったなぁ~。取れたら禿のリカちゃん…。可愛そうな事をしたなぁ。今では懐かしい思い出。


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