谷川俊太郎さんとの対話〜なぜこのタイミングがだったのか。プログレスとトランジットを読む
内田也哉子さんの著書「BLANK PAGE 空っぽを満たす旅」 に登場する15名との対話は2018年の暮れから足掛け5年にも及んだ。情報元:婦人公論.jp
谷川俊太郎さんの出生図でとても影響力の強い土星(射手座29度)と冥王星(双子29度)の軸形成があり、
(⬇️ 前の投稿に書いたのですが、
対話のタイミング(天体の配置)がどうにも気になって仕方なくて。プログレス、トランジットからどんな発見があるのか探ってみました。
タイミングを調べるときはプログレス、トランジット、出生図、これらのアングルを見るのが重要ですが、出生時刻がわからないので、天体や小惑星の重なり、アスペクト形成を調べています。
チャートはトロピカル、サイデリアル、ドラコニック。
場合によってヘリオセントリック、同チャートのサイデリアルの2種。異なるチャートを横断的に見ます。
すべてサビアン度数で、チャートの表記()はトロピカルは省いています。
婦人公論.jpのインタビュー記事に
希林さんが亡くなった数カ月後の2018年暮れからスタートしたとあり、恐らく2018年12月中旬頃に谷川俊太郎さんとの対話が始まったのではないかと。2018年12月15日で設定。
タイトなアスペクト形成があった箇所。
也哉子-プログレスの太陽牡羊座4度〜5度。
谷川-出生図の水星山羊4度〜5度(ドラコニック)がスクエア。
気になった軸形成では、
トランジットのカイロンは魚座28度
谷川-土星と冥王星(軸形成)は柔軟宮29度でスクエア。
画像はないですがドラコニックは
也哉子-プログレスの太陽獅子座22度(ドラコニック)
谷川-出生図の太陽射手座22度〜23度でトライン。
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ふたりの共通するポイントでカイロンとフォルスの自身の出生図にアスペクトがあります。
也哉子….スクエア。
谷川….セスキスクエア。
そして同じサビアン度数(サビアンシンボル)のカイロン。
同度数(スクエア)のフォルスを共有しています。
これらから也哉子さんにとってカイロンとフォルスは影響力(谷川さんからも)が強いのでは?と。
※ カイロンとフォルスは、魂の傷を時間をかけ癒し受け入れ導き手という意味があります。
重なりやアスペクト形成をみると、
トランジットのカイロンは魚座28度。
也哉子-出生図の木星(サイデリアル)魚座28度で一致。
プログレスの水星は魚座27度
出生図の地球*(サイデリアル)と土星はどちらも蟹座28度でトライン。*出生時刻で1度ずれる。
トランジットの海王星は魚座14度。
プログレスの金星は魚座12〜13度。
出生図のフォルスは魚座12度。
プログレスの太陽(サイデリアル)は魚座11〜12度。
太陽(プログレス)と金星(プログレス)がコンジャンクション。意志(太陽)と1対1(金星)。ジャンルを超えて(海王星)。
谷川さんとのアスペクトは
谷川さんの出生図の水星射手座13度(サイデリアル)と
火星射手座11度〜12度(サイデリアル)でスクエア形成。
也哉子-プログレス太陽の魚座11度のシンボルは
「光を探している男達」。ディグリー占星術 / 松村潔(著)
海王星とフォルスの重なり。
霧、モヤ….
本の表紙は自身が描いたものだそうです。
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サイデリアル・チャートでも谷川さんのカイロン(出生図)とアスペクトの形成があり、サビアンシンボルとの共通点が見つかりました。
トランジットの海王星水瓶座20度は谷川-カイロン牡牛座20度とスクエア。也哉子-プログレスのセレス牡牛座20度(サイデリアル)で同じサビアンシンボル。そのセレスは、プログレスの火星蠍座20度(ドラコニック)とオポジションでした。
※ 追記:也哉子-出生図のフォルス水瓶座20度(サイデリアル・ヘリオセントリック)です。
谷川-カイロンと也哉子-火星の軸形成は、もっとも欲していた存在(癒やし導き手)と解釈できる?
也哉子-プログレスの金星水瓶座19〜20度は谷川-カイロン(ドラコニック)牡牛座19度とスクエア。
このカイロンは谷川さん自身のセレス(サイデリアル)蠍座19度とオポジション。そして火星、水星、フォルスとはセスキスクエアの関係です。
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セレスとのアスペクトもあったので。。
ちょこっと引用を。
ベスタ、ジュノー、セレス、パラス
この4大小惑星は、火星と木星の間に軌道をもつ。
「個人天体」と「社会天体」をつなぐ役割があるのです。
引用元 星読みテラス
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トランジット海王星(水瓶座20度)、也哉子さんのフォルス(水瓶座20度)、谷川さんのカイロン(牡牛座20度)のサビアンシンボルには、「メッセージを読み取る」という共通の意味を持っています。
何から読み取るのか?
牡牛座は直観力や自然界。
水瓶座は人やモノ。
谷川さんのカイロン(牡牛座19度と20度)の属する第4グループのテーマは「深い哲学的資質を自身の内から発掘する」で、外の環境(ノイズ)に振り回されず直観に従う。
縛られない、自由な意識を持つ。それが作品にも現れていると思ったのですよね。多くの人を惹きつける理由に、土星と冥王星の軸形成と、この配置もあるのではないかと。
カイロンとスクエアの水瓶座20度(也哉子-フォルス)のシンボルネームを引用しますね。
「大きな白い鳩、メッセージの担い手」
さらに、
也哉子さんのプログレス太陽(ドラコニック)は獅子座22度で、谷川さんの木星(出生図)と同じサビアンシンボルです。
シンボルネームは「伝書鳩」。
水瓶座20度も「鳩」が象徴となっていますね。
伝書鳩はメーセージを運ぶ鳥。
2018年(後半)は母親を、半年後に父親を。辛いなか新たなスタートのタイミングで谷川さんと対話が始まりました。
「死と向き合い過ぎていた」喪失感のなか、「死」を前向きに捉えている谷川さんを見て心が軽くなった*と語っていたように、木星(ポジティブ)に救われたところもあったのかも知れません。この木星は谷川さん自身の太陽とタイトなトライン。木星は太陽のルーラー(支配星)。
也哉子さんの太陽との関係もトラインです。
*mi-mollet インタビュー
連載をなぜ引き受けたのか自身でも不思議と言っていましたが、宇宙の影響を受けていたことも、谷川さんとの繋がりも、複数のチャートから色々と発見がありました。
実はまた気になることが出てきたので
さらに探っていきたいと思います!
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