私見ライクアローリングストーン
誰のことを歌ったのか
難解とも言われる歌詞を持つディランの「ライクアローリングストーン」ですが、ポップなコード進行と圧倒的な音像で爆発的に売れました。日本人のアタシにはわかりませんが、英語圏の人は相当のショックを受けたんじゃないでしょうか
ポップミュージックの歌詞がラブソング主流だった時代に、落ちぶれた女性に「どんな気分だい?」と問いかける。様々な解釈があるようですが、なんのこっちゃいってカンジですよね。しかも長尺で執拗、ディランは根に持つタイプなんでしょうか
ディランの場合、長尺の曲にいいものが多いという傾向はありますが。1965年という時代にこんな長い曲をシングルにしますかいな。この曲を長いと感じる人はいないでしょうが
で、この曲のモデルになった人物はいるのかっちゅうハナシですよ。うつつが抜けまっせ!
ビートルズ
1965年といえば、「ヘルプ」と「ラバーソウル」が出た年です(1年にこの2枚!)。アイドルからアーティストへという意識が本人たちにもあったと思います、じきにライブもしなくなっちゃうし。才能のない人がこれやっちゃうとイタいカンジですが、ビートルズですからね、世界がこれを認めました。このあともガンガン売れていきます
前年には「アハードデイズナイト」と「フォーセール」の2枚(2年でこの4枚!クラクラします)が出てるんですが、ハードデイズナイトにはディランも相当ビビったんじゃないでしょうか
シングル「シーラブズユー」には「悲しきベイブ」で返歌する余裕(イェーイェーイェーに対してノーノーノー)すらあったディランですが、ジョンのソロアルバムといっても過言ではない「アハードデイズナイト」にはノックアウトされたとアタシは妄想してます
この二人は相思相愛、お互いリスペクトがあり、ジョンにいたってはディランに憧れさえ抱いていました
ディランはエレキを持ち、ジョンはアコギを持ち始めます
ジョンレノン
「落ちぶれた女」を反転させると「成り上がった男」になります。当時、「成り上がった男」世界一といえば、これはジョン以外にないと思われます
ディランはジョンの、天狗になった鼻を折りたかったんでしょうか。アタシにはそうは思えません
「どんな気分だい?」これはディランからジョンへのファンレターだと、アタシ睨んでるんです、私見ですが
アルバム「テンペスト」にはズバリ「ロールオンジョン」というこれも長尺の曲が入ってますな
ジミヘンのカバー、これもたまりませんな。トロリとしたギターで。ポールかジミヘン好きでね、弟のレコーディングに呼んじゃうっていう。何様かって、マッカートニー様じゃ!
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